新人教育トレーナー研修069 線のコミュニケーションの副次効果

記事
ビジネス・マーケティング
コミュニケーションが繋がらず点のコミュニケーションになっているリスクはザイアンス効果が発揮されにくいだけではありません。

点のコミュニケーションでは良いことは効果が出にくいのですが、悪い事については点と点がすぐにくっついて線になり、すぐに効果が出ます。悪い事は点のコミュニケーションしかない関係でもあっという間に広まります。

ちょっとした行き違いや誤解はよくあることです。線のコミュニケーションが機能していれば、その度に話し合って改善することができます。しかしそういう関係性ができていないと「このくらいのことは今はいいか。」と我慢するようになります。

こうして溜まったたくさんの小さなストレスが、ある時に臨界点に達します。その時に原因を特定して改善するのは困難です。はっきり覚えても居ないような日常的な無数の原因を一つ一つ改善していことが難しいため、積年の恨みを解消することは極めて困難と言えるのです。

ここに蟻が1匹いたとして、その蟻を駆除するのは難しくありません。しかし蟻がたくさんいる場合はどうでしょう。駆除しても駆除してもアリが減る感じがしませんね。積年の恨みもこれと同じようなところがあります。

そうならないように普段から良いコミュニケーションを繋げていくことが大切です。マイナスの出来事を溜め込まないことも非常に大事です。こうならないためにも線のコミュニケーションを意識しておきましょう。


毎朝別所に投稿しているものと同じ内容を投稿します。
自前で行う社員研修プログラムの立案のお手伝いをしています。
是非お気軽にご相談ください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す