2月から3月にかけて、来期の補助金の発表ラッシュが始まります。例年の傾向だと、1回目の募集は、公募要領が発表されて1~2週間で締め切るなど、非常に納期がタイトなことが多いです。
そのため、早めの準備が必要です、事業計画では
・自社の強み
・競合との差異
が非常に重要なので、時間に余裕のあるうちに、内容を固めておくことをオススメします。ただ、すぐには思いつかない、という方のための、以下のような質問で自問自答するとスラスラ書けるようになります。まず、本日は、自社の強みについて、です。
1.強みをひねり出す
強みは何ですか?と聞いても、なかなか来ないでしょう。ここは考え方を変えて、
「お客様からよくいただく褒め言葉は何か?」
「お客様が自社に発注を決めた理由は何か?」
と、考えましょう。仮に、これでも浮かばない場合は、直接お客様に「発注頂けている理由は何でしょうか?」と聞くと、教えて頂けるでしょう。
また、これを機会に改めて、お客様を訪問するときに、「もっといいサービスを提供したいので」と枕詞をふって、
・今まで発注頂けている最大の理由は何か?
・今後も発注するために改善すべきことは何か?
と聞くと、今までに気づかなかった顧客ニーズが引き出せるので、オススメです。
2.フレームワークで広げる
例えば、1の質問の答えが、「対応が早く、すぐ納品してくれる」だったとします。
次に考えるのは、他に強みを広げるためのフレームワークです。強みは
・Q(Quality):品質
・C(Cost):価格
・D(Delivery):納期
で、考えることができます。この場合は、「納期が強み」とお客様は評価してくださっているので、
・品質で考えると強みは何か?(例:柔軟に要件変更してニーズに合致)
・価格で考えると強みは何か?(例:短納期・高価格だから、強みではない)
と、例えば、柔軟性という強みを新たに思いつくことが可能です。このように、
・アイディアを出す
・アイディアをフレームワークにマッピングする
・空欄になっているフレームワークを考える
とアイディアが出しやすくなります。
補助金の事業計画を考えてはみたが、自分だけでは不安という方は下記のサービスをご覧ください。審査員目線でプロが改善ポイントを丁寧にアドバイスします
ご自身で補助金事業計画策定に不安がある場合は、下記まで。25000円/60分となっていますが、これはヒアリングに必要な最低の時間が記載されており、こちらの方で事業計画策定から完成まで全面的にサポートします。