〝知っている〟ことと〝理解している〟ということは全く違うという話

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こんにちは、ほうりです。

以前に書いた記事『人生初のドリームキラーに遭遇した話』の中で出てきた

・二次創作は等しく妄想なことを世紀の大発見のように言われても…(^_^;)
・あなたの言ってる学びや気づきは普通の成人なら全部当たり前に分かっていることなんだけどね

という言葉についてですが、改めてじっくり考える時間が出来たので考えてみました。

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実際この「二次創作は等しく妄想であり捏造である」ということを、一体どれだけの人が心から理解しているのかという疑問が浮かびました。

知っているというなら二次創作に関わる人たち全てが知っていると断言します。明らかにグレーゾーンである創作をするにあたってまず半年ROMれじゃないですが、ネットマナーや二次創作マナーは頭の中に叩きこまなきゃならないことです。

赤信号、みんなで渡れば全員お陀仏というのが次の瞬間に起こりえる可能性が非常に高いんです二次創作は。

その中の一つに「二次創作は等しく全部妄想で捏造である」というのがありますが、この考え、知っていてもあんまり役に立たないんですよね。

これに限らず世の中は知っているだけじゃ役に立たない知識に溢れています。

例えば運動は体にいいのは勿論、脳の活性化につながるのでウォーキングや散歩を推奨されていますが、「ふーんそうなんだ」と思いつつスマホ見ながら横になってポテチ食べながら聞き流すだけなのは正しく知っているだけの状態です。

なるほどそうなんだ、じゃあ早速試してみるね!と、だいたい習慣化する二カ月試してみて「これホントだったよ!脳もスッキリしたしなんだか痩せてきたんだ!!」となるのが、心から理解するという状態です。

早い話が、知っているだけ=実践しないということだと私は考えてます。

つまり、「二次創作は等しく妄想であり捏造である」という二次創作の常識は、知っていても心から理解している人ってあまりいないんじゃないかと私は思いました。

というわけで本題です。

原作に沿った二次創作とそうでない二次創作に正否はあるか?

結論から言うと、作者からすれば原作に沿った二次もそうでない二次も全部正しくないです。

ここで一つ身近な例を挙げます。現在私が身を置いているジャンルの推し二人の関係です。

キャラD…空気が読めない陽キャ系♂。何かにつけてキャラAに絡んでは鉄拳制裁されて疎まれている。
キャラA…ストイックな鍛練命系♂。過去にキャラDに実力を抜かされたと思しき描写がある。それ以外でも性格も考え方も正反対なキャラDに対し辛辣な対応を取る。

原作でこういった描写がされている二人の場合、メジャーになりやすいのはDAだというのは過去ジャンルでさんざん履修済みですし、現にDから矢印を向けてAがそれを疎んでいるという描写のDAが多いです。

ちなみに私はADですが、原作で描かれていた描写の行間とAとDの過去を汲んだうえで、どうしてもAはDに辛辣にならざるを得なかったと解釈し、Aがそれを認めて頭を下げて謝った上でDと関係を再構築しているというADを書いています。

ですが中には「ADは原作から程遠い捏造!!同じ捏造ならDAの方が原作に近い!!」という毒マロを送ってくる人もいる訳です。

ここでもし「二次創作は等しく妄想で捏造だ」ということを知っているだけであれば、「やっぱりADって捏造にまみれてこのジャンルでやってる意味がないんだ…、もう疲れたよパトラッシュ…」となるリスクは非常に高いですし、現に私も何度もそれで闇落ちして周囲に心配と迷惑をかけました。

ただ、これが「二次創作は等しく妄想で捏造だ」ということを心で理解している状態なら「原作に近いDAだろうが原作から程遠いADだろうが妄想は妄想で捏造は捏造だ」と、いい意味で開き直ることができるんです。

もっと言えば、作者でもない一ファンがそんなことを言ったところで「へー、だから??」「それってあなたの感想ですよね?」「うるせーーーー!!知らねーーーーーー!!!」と軽く受け流すことも「そんなに私のADが好きかー、そうかー」と私の作品で殴られてくれるサンドバックとして認定し、ファイティングポーズを取るぐらいの余裕をかませるようになりました。

実際私は過去記事で書いたように、逆カプや地雷カプといかに向き合うかをマインドコーチングやセルフマネジメントを駆使してアウトプットをしてきました。

それは今でも毎日続けてきて、すでに歯みがきや入浴と同じくらい無意識の中に刷り込まれている状態です。

そういう無意識の土壌を整えてきたからこそ、「二次創作は等しく妄想で捏造だ」というのを心から理解し、そう言った困った毒マロを受け流し「私は私の捏造であるADを極めて見せる!!」というモチベーションに繋がっているのだと胸を張って言えます。

ちなみに余談ですが『DAは原作に近しい解釈しているからOK。ADは原作から遠い解釈してる顔カプ捏造カプ乙!』というコメントを貰った時は、素で「は? 何言ってんだお前」という低い声が出ました。いや、DとAという同じキャラでカプらせている以上、片方が良くて片方が顔カプ捏造カプとか意味わからないんですけど。

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まとめ

というわけで、過去に遭遇したドリームキラーの一言から、知っているのと理解しているのとでは雲泥の差があるという話でした。

これ、別に二次創作に限った話ではなく、ありとあらゆることに言えるんですよね。

実際のところ、知っていたとしてもそれを実践しないで「そんなの知ってるし!」とイキったところで現状は何も変わらないのは私自身実体験済みです。

逆カプや地雷カプに対して誰かの萌えは自分の萎えというのを分かってても、常にイライラしていたのはただ単に〝知っているから〟でしかなかったわけです。

知っているのを心から理解するにアップデートするには、マインドコーチングを知り、セルフマネジメントをコツコツ行うことが重要になってきます。

未だにマインドコーチングというとスピリチュアルとか怪しげな宗教の一つだと思われがちですが、これはれっきとした科学的手段です。

脳の特性を理解して、自分自身が建前抜きで本当になりたい自分をリアルに描くことで、30年弱悩まされ続けてきた逆カプや地雷カプへの向き合い方や自分自身の創作の在り方を変えることができます。

なので、自身の書いている二次創作が原作とはかけ離れている捏造で、逆カプが主流じゃないかと悩む方々は、果たして「二次創作は等しく妄想で捏造だ」という言葉を〝知っている〟だけなのかを今一度振り返ってみることをお勧めします。

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通ってきた道ですので、あなたの悩みに寄り添うことができます。


ではまた。
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