『ピノキオ』の実写化の映画が11月に公開するみたいです。これを会社に行く前に知ったのですが、もう仕事どころじゃない。やばいよ、やばいよ(CV出川)。原作通りの美しくも残酷な物語。バットエンド確定の胸糞エピソード。クジラのリアルさ!もう本当に今から映画館で出待ちしたい気分です!ディズニーとは違う本当の「悪い子」とは何なのかの答えを出すお話なんです!ロバになるシーンとか、バッタにハンマー投げるシーンとかエモいやん。
宮崎駿作品は実はそんなに見ていません。実はもののけ姫も、崖の上のポニョも、ゲド戦記も、借りぐらしのアリエッティも見ていません。見たのはとなりのトトロと千と千尋の神隠し、魔女の宅急便くらい?いつか金曜ロードショーになったらレビューします。去年は家にテレビなかったので、これが出来なかった。ディズニーとかもレビューしたいですね!
昔職場で仲の良い先生に「バルス」って言われて、何のことか分からなかったんです。「リゼロ」でも「バルス」って言葉が主人公のあだ名なんですけど……嫌味なの?みたいな気持ちでした。そう……私は天空の城ラピュタも見ていないんです。「どうして俺がすべったみたいになってんだよ!」という先輩の言葉を聞いて、ようやくバルスという言葉があるのだと知りました。
はい。千と千尋の神隠しって凄いけど凄さが説明できないと言われます。私も小学生の頃に見た時の感想は「楽しかった!」です。なんか最初はホラー全開じゃないですか。だから怖かったんですけど、だんだん世界観に馴れて行って楽しくなりますよね!私はずっとこの物語のレビューを聞き漁っていくうちに一つの結論に辿り着きました。そして、この物語の面白さを説明できるようになった……んです!
ひろゆき見て欲しい(←自惚れるな)
①まず千尋はこれでもかって程、子供っぽくありません。「ここで働かせてください」ってあの頃の子供はなりません。子供が働くってのは、嬉しく思う大人と嫌な気持ちになる大人がいますよね。落ち込んでもめげないのは素晴らしいです。でも、それは大人でもあること。子供の動作ではないんです。しかも無欲、懸命、活躍までする。あれが子供に見えた人いますか??
②物語を際立たせるには主人公と対抗の存在を出現させることが大事です。それはカオナシです。宮崎駿はインタビューで「今時の若者を描いた」って言っているんです。あれが主人公と対抗な存在です。
⓷つまり……宮崎駿が今の子供に求めている像。一生懸命働け、理不尽にも耐えろ、活躍しなければいけない、でも上司が言うことが間違っていたら立ち向かえ。ありきたりとも言えますが、伝えたいこと(メッセージ)は浅くも深くも、やはりこれなのかなと。神様の世界という非日常的な要素がありつつも、本質は職場体験なのだと思います。ちなみに湯婆婆って上司としては凄く優秀なんですよ。フリーザ様みたいな感じの印象を受けますよね。
働くとは何なのか、を伝えたかったのではないか、と。もっと言うと子供も働けや!みたいな? だからカオナシは化け物の姿をしていて、金を振りまいて、欲望の限りを尽くし、暴れ回るのではないかと。あと、『坊』みたいなキャラクターも千尋と対照的に描かれていますよね。
子供に「働け」というメッセージを与えている
これが私の思った結論です。でも冒頭で述べた通り、これを……よく思わない人も多いですよね。子供は子供のまま、遊ぶことや馬鹿をすることで色々な物を吸収してほしい。働く前に学んで欲しい。そう思って然るべきです。職場体験は大事な経験ですが、それが100%の正義ではないでしょう。子供に子供らしくいて欲しいと思うことも大事ではないでしょうか。
まあ私は明日も明後日も仕事ですけどね!!!最低最悪のオチで終わります。
【追記】昔「焼きたてジャパン」ってアニメで、「カレーは辛いという日本語から名前がついているから日本料理」という主張があったんですけど、カレーはインド料理。って場面があったなぁと、しみじみ思い出しました。あっ、今日の夕食はカレーでした。