キャリア設計で、「やりたいことを見つけなければ」と
ずっと思っていた時期がありました。
本を読んで、自己分析のワークをやって。
「強みを見つけよう」「自分に合う仕事は何か」と、何年も考え続けていました。
でも、見つからない…
「自分には、やりたいことがないのかもしれない」
そう思ったこともあります。
今から思うと、完璧主義が出ていたんだと思います。
「正しい答えを見つけなければ」という焦りが、
逆に見えにくくしていたんですよね。
やりたいことを探すほど、見つからない
「探すには、まず強みを知ることが大事」
よく言われることですよね。
自己分析ツールを使って、得意なことを書き出して、強みを整理する。
その方法自体は、間違っていないと思います。
ただ、私は何度やっても、「で、何をすればいいの?」で止まるんです。
そして、気付いたのが「探す」という考え方自体が、問題を複雑にしているんじゃないかということです。
やりたいことって、職業や活動の名前じゃないんです。
繰り返し、気づいたら惹かれている「活動パターン」のことです。
たとえば、私の場合。
「企画がやりたい」のではなく、「ゼロから形を作るプロセスが好き」というパターン。
「データ分析がやりたい」のではなく、「数字の中に意味を見つけるのが楽しい」というパターン。
このパターンが見えると、どんな仕事でも、どんな環境でも応用がきく。
「次は何をするか」ではなく、
「どんな状況なら、自分がそのパターンで動けるか」を考える。
今は、そっちの方が大事だと思っています。
「避けていること」の中にも、ヒントがある
ただ、このパターンを見つけるときに、一つ落とし穴があります。
「好きなこと」「得意なこと」だけに目を向けると、
どこかで他の人と似た答えにたどり着くことが多いんです。
「コミュニケーションが好き」「人の役に立つことが好き」
そういう言葉が出てくる。でも、それだけだと「で、自分はどんな人と関わるのが合っているの?」が見えてこない。
私が観察してきたのは、「自然と避けていること」の方です。
大人数の場で意見をまとめる役割は、消耗する。
決められたことをただこなすだけの仕事は、続かない。
でも、一対一で向き合って、相手の話を整理するのは、なぜか続けられる。
この「避けていること」の輪郭が、実は「自分らしい関わり方」を教えてくれます。
強みだけを整理するより、苦手なことや自然と距離を置いていることも一緒に見たとき、
「あ、自分ってこういう動き方が合っているんだ」という感覚が出てくる。
完璧に言語化できなくていい。
なんとなく「これは合う、これは合わない」という感覚の積み重ねが、
気づけばパターンになっています。
最近、気づいたらやっていたことは何かありますか。
仕事でも、趣味でも、日常の小さなことでも。
「なぜか続けていること」と、「なぜか避けていること」。
その両方の中に、あなたに合う方向性のヒントが隠れているかもしれません。
強みだけでなく、苦手や弱みも含めて自分の動き方のパターンを整理してみたい方は、こちらもご覧ください。