「このままの働き方で、この先大丈夫かな?」
そんな漠然とした思いが、頭の片隅から離れなくなったのは
私が45歳の春のことです。
でも気づいたら、3ヶ月経っていた。
何も動いていなかった。
「何か新しいことを、始めなければ」という気持ちはある。
そして次の瞬間「具体的に何ができる?」という声も同居している。
その2つが交互に出てきて、
ノートには次のキャリアの方向性を探すメモばかりが増えていく。
そのたびに「また同じことやってる…」と
自分がどんどん嫌になっていきました。
「自分は能力がないんじゃないか?」
「決断できない人間なんじゃないか?」
そう思い始めると、自己肯定感までもどんどん下がる。
止まっていることへの焦りと、
動けない自分への自己否定が、ぐるぐると続いていました。
そういう状態のとき、よく言われたのが
「まず自分の強みを整理しよう」という話でした。
自分にできることを書き出せば、次が見えてくる。
確かにそれは大切なことだと思います。
でも私には、それだけでは足りなかった。
強みを並べれば並べるほど
「で、次に何をすればいいんだろう」と、また止まる。
その繰り返しでした。
止まっていた理由は…
あるとき、ふと気づいたんです。
「新しいことへの挑戦が怖いんじゃなくて、
失敗したときに立て直せる自信がないのかもしれない」と。
大げさな気づきじゃなかったです。
走り書きのノートに、ぽつんとそう書いてありました。
でも、その一行が少しだけ変えてくれました。
「失敗しても大丈夫な土台を、先に作ればいい」
そう考えてから、少しずつ動き出せるようになりました。
その「土台」を作るのに一番役に立ったのが、
強みではなく、弱みを整理することでした。
弱みを知ることが、キャリアの土台になる
一般的なキャリア整理は、「何ができるか」から始まることが多いです。
でも行動が止まっているとき、
強みを並べても変わらないことがある。
「失敗したとき、何が一番つらいか」
「自分はどんな状況でエネルギーが落ちるか」
そういう弱みの側を少し整理してみると、
自分に合った動かし方が見えてくることがあります。
弱みは「直すもの」じゃなくて「知るもの」だと、
私は今もそう思っています。
強みと弱みの両方を整理することで、
「自分に合った進め方」が少しずつはっきりしてくる。
止まっていた3ヶ月は、無駄じゃなかったのかもしれない。
今はそう感じています。
動けない、止まっている。
それはあなたの能力が足りないわけでも、
やる気がないわけでもないと思います。
あなたの「止まり方」は、どんな形をしていますか?
弱みも含めて、自分のキャリアを整理してみたい方はこちらもご覧ください。