「もし、抗血栓薬を飲んでいる人は、薬剤師が指定した日から抗血栓薬を飲まないでください」
という文章の翻訳をしたことがありました。
そもそもこの日本語の文に「もし、」の部分は不要なのでは?と感じました。
その薬を飲んでいることは明白の事実なのに「もしも」や「~ならば」が乱用されがちです。
これを直訳すると、
If you take ~「もし、抗血栓薬を飲んでいる人は」
↓
(ニュアンス)
「もしも万が一抗血栓薬を飲んでいるようなことがあるならば…」
というような、「抗血栓薬を服用していないであろう/飲んでいるかわからない」ことが前提で仮定することになります。
そのため、抗血栓薬を飲んでいる外国人患者さんにこの表現を使うと、
「自分は抗血栓薬を飲んでいるのに、飲んでいないかのように説明されている。じゃあ、この薬は抗血栓薬じゃなかったのかな?それならば、この薬は飲み続けていても良いか!」
というような誤解を招く恐れがあります。
このシチュエーションは、抗血栓薬を飲んでいる人に対して行われる休薬指導なので抗血栓薬を飲んでいることが前提です。
したがって、この場合は
Who takes antithrombotic medicine/tablets~「抗血栓薬を飲んでいる人は、」
と表現すると外国人患者さんは混乱なく理解できると思います。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+ま と め*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
1. 抗血栓薬を飲んでいる人に休薬指示をする場合
Who takes ~「抗血栓薬を飲んでいる人は~」
2. 抗血栓薬を飲んでいるかわからない または 飲んでいるはずがない人に注意書きする場合
If you take ~「もし万が一抗血栓薬を飲んでいるようなことがあれば~」
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ちなみにやさしい日本語で伝えるならば、
「あなたは抗血栓薬を飲んでいます。(飲んでいるので、)~」と言い換えると、伝わりやすいと思います。
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医療・インバウンドの英語担当