Google翻訳に薬品名を入れたところ、オリジナルの固有名詞と判断されていたようで、正しいスペルと違っていたことがありました。涙
薬剤はまだ自分の目で確認したほうがよさそうですね!
さらに、薬剤を翻訳するときは、製品名ではなく、成分名で表記するようにしています。
例:(製品名)プラビックス→(成分名)クロピドグレル
製品名は必ずしも全世界共通ではないため、成分名で表記する必要があるのです。
もし、海外に患者さんを紹介したとき、その国に「プラビックス」という製品名の薬がなくても、「クロピドグレル」という成分が書いてあれば、海外で別の名前で販売されているクロピドグレル硫酸塩を処方することができるからです。
よく知られている(らしい)のは
外国人患者さんがよく持っている「パラセタモール」というお薬。
これは日本でいう「タイレノール」として市販されている解熱、鎮痛効果のあるお薬(アセトアミノフェン)だそうです。
パラセタモールと言われるより、アセトアミノフェンと言われたほうが、
すぐに何のお薬かわかりますよね!
なので、診療情報提供書に処方薬’current medication’を記載するときは、
添付文書や「くすりのしおり」などで製品名を検索して、成分名で記載するようにしています。
※ココナラ外のURLを掲載することができないため、「くすりのしおり」のリンクを貼ることができません。すみません💦
ここで、Google翻訳で見たことがある誤スペルの例を紹介します。
成分名 google誤スペル 「くすりのしおり」
プラスグレル → plasgrel → prasugrel
イフェンプロジル → ifenprozil → ifenprodil
ベラプロスト → bellaprost → beraprost sodium
※スマホで読んでいただいている人は見にくいかもしれません。
などなどあるわけですが、
さらに誤スペルだけでなく、正式名を書くことも心掛けています。
たとえが、
「ベラプロスト」という薬
’beraprost sodium’
というように、sodiumが付いています!
sodiumとはナトリウムのことです。
日常的に電子カルテを見る人はわかると思いますが、
通称で「ベラプロスト」と言われている薬剤も、実は「ベラプロストナトリウム」という成分名なんです。
他にも通称に何かが付いている薬剤は
○○酸塩酸
○○硫酸塩
○○ナトリウム
○○カリウム
などなどあります。
もちろん、その何かを書かなくても通じる薬品名もありますが、
「くすりのしおり」や薬の辞書で知られている『今日の治療薬』を調べて「○○酸塩酸」「○○硫酸塩」「○○ナトリウム」「○○カリウム」などと表記しておけば、紹介先の医師やスタッフがわかりやすく丁寧な表記になるとおもいます。
その逆もあります。
私が精神科の通訳に入ったとき、
外国人患者さんが本国から持ってきた大きな錠剤が見知らぬ名前で薬剤師さんとともに、判別に時間がかかったことがありました。
患者さんは聞いたことのない商品名を連呼しているが、
錠剤には何も書かれていない。。。いったい何の薬なんだろう
そんなこともあったので、
薬の商品名は必ずしも世界共通ではないのだなと知った経験でした。
それ以来、こちらから紹介状を書くときは成分名で表記するようにしています。
ちなみに「くすりのしおり」は日本語で製品名も成分名も検索することができ、英文の説明書がダウンロードできますので、印刷をして直接患者さんにお渡しすることもできます。ぜひ利用してみてください。
※添付文書とは位置づけが異なり、患者向けの説明書にととどまりますので、ご了承ください。
ちなみに、「くすりのしおり」はやさしい日本語での表記にも取り組んでいるそうですので、在留外国人患者さんにも役立てられる日が来ると思います!
まとめ
1. 薬剤は製品名ではなく成分名で翻訳する
2. 専門書や専門のWebページで調べて正式な成分名を表記する
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医療・インバウンドの英語担当