朝起きてから夕方仕事を終えて帰る10分前まですべてのことがうまくスムーズに事が運んだ、最高の演出ができた。そんな時でも、仕事終わる5分前に一つミスを犯して注意を受けた。
それだけでこの一日は「最悪の一日」となってしまう。朝起きてからの様々な「良いこと」がすべて相殺されてしまう。
これはHSPならではの感情の動き方です。
私もよくあります。
その日一日実に楽しく仕事をこなせていても、帰る間際のあいさつに同僚の反応がいまいちだっただけで帰り道は「何か気を悪くすることをしただろうか」等、いつもの反省会が始まってしまう。
クイズ番組でいうと、1問1点の問題が、最後の5問目不正解だと得点がマイナス10点になる感じ。それまで1問正解して1点ずつ地道に稼いでいったのはなんだったのか。そういう状況。
では逆に一日の頭に失敗をしてしまったが、その後は最後まで無難に仕事をこなせた場合はどうでしょうか?
私個人的にはその一日の中でダメージを少しづつ回復していくので意外とさっぱりした気分でその日を終えられます。
HSPは、できるだけ早い段階でリベンジのチャンスをつかむべきです。大きな事でなくて良い。「手堅くても着実に仕事をこなせている」という感覚さえあれば、そのミス(をしたという思い)を取り返すことができます。慎重派のHSPには「ドカンと一発大花火でリベンジ」よりも「一つ一つ丁寧に」正解を重ねていく働き方のほうが、後々ダメージを残しません。
野球で一つエラーをしてしまっても、そのあとの打球処理は全て無難にこなしていれば、それなりに気持ちはほっとするもの。ダイビングキャッチのような超ファインプレーなど求めなくても良いのです。
土日休みのお仕事の場合、仕事でミスをしたことで注意を受けるのは、一般的に言われている「金曜の夕方」ではなく、「週の真ん中水曜日の昼あたり」がちょうどよいと個人的には思っています。
ミスを引きずったまま休みに入ると、せっかくのお休みを「まな板に乗せれた魚」状態で消化してしまうことになりかねません。いつも以上に休み明けの出勤も気が重いですよね。
それよりも、すぐにミスを挽回できる数日程度の余白があるほうがありがたい。
(これは個人差あるかもしれませんね)
崩れたことを時間とともに忘れるよりも、少しずつ取り繕うほうが気持ち的には救われます。そもそも、HSPは「そのうち忘れる」のが難しい気質なので、であるならば一日でも一分でも早く取り返す方がその後圧倒的に楽になるはずです。
さて、では一日の最後に唯一のミスを犯して「この世の終わりだ」的に落ち込むHSPは、どう自分の心をフォローすればよいか?
なにより、1問1点のクイズは5問目も1点であるということを認識する。不正解であっても、マイナスにはならない。1点も入らない、それだけの事です。それでも「挽回」したいのであれば、5点の仕事を成し遂げるよりも、1点の仕事を5つ無難に処理すること。
このように、つらいことがあったその日の成果は、単純に足し算で考えましょう。ただしこれには慣れが必要。まずはそう考える癖をつけることが大切です。
その日の自分の成果は、消えることなくちゃんと背後にたたずんでいます。
その日の仕事が夕方まで99点だった人は、最後に失敗しても99点です。0点にはならないので、99点の自分を受け入れてあげましょう。