インナーチャイルドと癒し方

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子供の頃の叶えられなかった欲求は、インナーチャイルドと言い、大人になっても心の中にそっと影を落としています。
素直な自分の心や感性を、自分自身で押さえ込んでしまうからです。
これを抑圧と言います。

欲しかったおもちゃを買ってもらえないで、代替品しか買ってもらえなかった。好きな洋服を着せてもらえなかった。
頑張ってテストで良い点を取ったのに、褒めてもらえなかった。
ピアノを習いたかったに、そろばんを習わされた。等、子供の純粋な欲求には大人の都合は当てはまりません。
嫌だー!わーん!と、ごねても泣いても、親の一喝で我慢するしかない子供時代を過ごした人が殆どだと思います。
また、ごねる事も泣く事も出来ずに、抑圧してしまう子供もいます。

自分はお利口さんじゃないから褒めてくれないんだ。
おもちゃ買ってくれないから、お母さんは私のこと嫌いなんだ。
自分はこの家では邪魔者なんだ。など、親に叱られた時に思ったことありませんか?
大なり小なり、こういう経験は誰でもするものですので、インナーチャイルドがいること自体が特別なことではありません。

問題は、この時の抑圧が認知の仕方となって、大人になっても影響が出てしまうような、インナーチャイルドがいる方です。
そのインナーチャイルドをご自身で癒してあげてください。
トラウマになるほど辛い事を思い出して出来ない人もいるでしょうが、現在の年齢のあなたが自分自身で自分を癒す方法を記載します。

①自分が褒めて欲しと思う事は、その時に自分で自分を褒めてください。
「よく出来たね!」「頑張ったね!偉い!」褒め言葉であれば何でも構いません。そして、必ず口に出して言って下さい。

人の五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)の脳への入力場所も系統もバラバラです。
このバラバラな五感をまとめるのが、脳内の機能です。
自分の口で言った事は、自身の耳で聞き取り、脳内でまとめ上げ再認識できるようになります。
※人は自分で思ってることが、きちんと認識できてない漠然とした感覚でした捉えられない事が多いので、アウトプットとインプットをイコールにさせる事が大切だからです。(詳しくは、感性(知覚と感性と記憶)に記載してあります)

②街中で何か見かけて「可愛いな。素敵だな」と思う物があるかと思います。でも、必要ないから、と買わないのが大人なのですが、そういう物を見た時、自分のために買ってみてください。
「自分へのご褒美」です。
インナーチャイルドがいる方は、出来れば現在の年齢に必要な物ではなく、子供の頃に欲しかった物の方が良いと思います。

私自身もよく使うのですが、この仕事をやる前には月末に残業が多い仕事でした。
体がヘロヘロになってしまうのですが、仕事なのでこれを乗り越えなければとやってました。
当然、残業が続くので残業手当も収入として入ります。
残業をを乗り越えて一段落ついた時、私は「自分へのご褒美」を必ず買います。
「よく頑張ったね」と自分への感謝の気持ちを自分で表すのです。
そして、必ず残る物を買うようにしています。
普段は買わない高価な素敵なハンカチだったり、指輪だったり形のある物を買います。
それらを見る度に、「あー、あの時は倒れそうになって頑張ったなー」だから今この指輪をはめる事が出来ているんだなーと「自分へのご褒美」を見て達成感を倍増させています(笑)

インナーチャイルドのいる方は、抑圧による認知の仕方で、自己肯定感が育たない方もいるので、どちらも簡単な方法なので、続けてみてください。
自己肯定感が低いのは「自分で自分を認められない」部分を持っているからなので、「自分で自分を認める」事が重要です。
そして、まずはこれらの積み重ねが大切です。

子供の時は道徳心や物事の善悪、物事の道理などは理解できません。
それを大人が、良い事をしたら褒める、悪い事をしたら怒る「躾」をして、その事が無意識に身にいて行き、それらを元に「自分の考え」「自分の価値観(ものさし)」を確立させ「自我(自分の器)」を確立させる事ができるようになります。

でも、大人になってからは褒めてくれる人はいません。子供の頃に得られなかった「褒められる」「欲しいものを買ってもらえなかった」事をを自分自身で行いインナーチャイルドを癒す方法です。
①②を是非実行してみてください。
他人には求めないで、まずは「自分自身を自分で認めて」あげてください。
そしてこれは、「あなた自身」がやらなければ、誰もやってくれません。

③他人が褒めてくれた時は、必ずノートに書き残す。
どのように褒められたか書いて、その言葉を聞いて自分が
④どう言う理由で
⑤どういう気持ちで嬉しかったかを書いてみてください。
あなたが作った食事が「すごく美味しい」と言われた時、いつもと同じ作り方をしてるのに?と思っていても、そこには何かしらあるはずなのです。

④そう言えば新ジャガイモで作ったんだ。とか調味料を変えてみたな。とか気に留めないような、何かがあるかもしれません。
今日の煮物は美味しいと褒められたから、煮物は新ジャガイモで作ろうとかこの調味料高かったけど、今度からこれで作ろうとか発見(理由)があるはずです。

⑤どういう気持ちで嬉しかったかは、自分自身の素直に感じたままの言葉(感性)で書いてみで下さい。
初めは嬉しかった。だけかもしれません。同じ「嬉しかった」と言う言葉も感情ですごく変わります。その嬉しさを、どのように感じ取ったかが、感性です。(詳しくは、感性(知覚と感性と記憶)に記載してあります)

④は何も無いかも知れませんが、自分で気が付かないと、そのまま気がつく事は無いまま過ごしてしまいますので、注意を払ってみてください。考えて気がつく事、疑問に思う事が答えを導き出すからです。
その向上心が大切です。

これが心の成長(感性)になります。

③が無くても①で自分を認められれば、他人に③を期待することなく自己肯定感を育むことができるようになっていきますが、①と③がイコールになった時(自己承認=他者承認)相乗効果がでてあなたにとって大きな自信となることでしょう。

②に関連する事ですが、大人になってからおもちゃを買う人がよくいます。女性であればリカちゃん人形だったり、男性であればプラレールだったりですが、あれは子供の頃に欲しくても買ってもらえなかった自分自身を癒すために無意識に行っている「インナーチャイルドの癒し」なんです。

大人になっておもちゃで遊ぶ人は早々いませんから、子供の頃欲しかったおもちゃを買って「欲求を満たす。達成感を得る」おもちゃで遊ばないけどおもちゃを持っていると言う「満足感を満たす」と言う方法です。

ここまで意識している人は少ないと思いますが、働いてお金を得られる、今の年齢でできる無意識の「インナーチャイルドの癒し」の方法です。
それを意識化できる人は、「子供の頃、すごく欲しかったけど買ってもらえなかったから」「とても可愛かったから」「見てると癒されるから」とはっきり言えます。
そして、そのおもちゃを見ているだけで、心が癒されます。
これは明確に、自分の意思として意識化→行動→理由とロジックがしっかりしてるからです。ここで重要な事は、意識化=理由にならなければいけません。

意識化できない人は「何となく欲しかったから」と言う曖昧な答えになる場合が多いです。
自分の意思を意識化できないからです。
でも意識化できない人は、殆ど買う事は無いと思います。
買うとしたら、衝動買いのような買い方をするだけだと思います。
そして、手に入れた途端に色褪せて、無用の長物になってしまいます。
これは、癒しのために欲しいのではなく、自分の支配力のために欲しいだけだからです。

このように、色んな方法がありますが、きちんとインナーチャイルドを意識して、ご自身で癒してあげてください。その癒しは、やがて自分の心を大切にし、自分自身の心に偽りなく、素直に自分を受け入れられるようになるでしょう。
これは、自分自身を認める上で非常に重要になります。
所謂、自尊心というモノです。
自尊心が持てるようになると、自ずと他者承認が必要なくなり、ありのままの自分を認め愛せるようになってきます。(自己愛とは別物ですよ)

インナーチャイルドではないのですが、私は育脳されて育っていますので、上記の癒し方法は子供の頃から、論理として教育されてきました。
何故欲しいか、自分がどう感じたかを、学力よりも「ヒト」としての「感性」重視の教育でした。さらに、それにきちんと論理付けまで考えさせられ言わされました。

子供だから欲しいおもちゃに、論理的もクソもないんですが、大人になったら、自分の感じた事や自分の考えを、きちんと言える自尊心の高い大人になりなさい。と言われて育ちました。

こんな状況下で育っていますので、折を見て、私の「りかちゃん人形争奪戦」でも書いてみようと思っています。(笑)
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