感性(知覚と感性と記憶)

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コラム
人の五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)は、脳への入力場所も入力系統もバラバラです。
このバラバラな五感をまとめるのが、脳内の機能です。
説明を聴覚で聞いても「百聞は一見に如かず」と言うように、人は視覚で見た物の理解の方が早いと思います。

聴覚視覚は、主に会話などに使う機能ですが、触覚・味覚・臭覚は、食べ物を食べる時に使う機能です。
お皿に盛ってある食べ物を見て(視覚)美味しそうと確認し、匂いを嗅いで(臭覚)肉の匂いだと確認し、口に入れた感触(触覚)で硬い柔らかいと判断し、舌で味わう(味覚)事で、食事を楽しみます。
ここまでを感覚と言います。
そしてこれらの感覚を一瞬で判断するのが脳です。
この統合され自覚できた判断を知覚と言います。

そして子供の頃から食べていた味の記憶で、豚肉の味・鶏肉の味・牛肉の味と蓄積されたデータを、視覚で見た時に想起しています。
フライドチキンを見たら味の連想ができ、フライドチキン=美味しい。というように。

人の会話は相手の顔を見て、表情を読み取り、会話を聞き取り、言葉を理解する。そして自分がどう感じたかを判断する。
これも一瞬で脳は判断してしまいます。これを感性と言います。
この能力には凄く個人差があり、判断基準も個々によってバラバラです。
そしてこれらは形がありません。視覚で見えるものでは無いからです。感性の判断基準はその人固有のモノです。
これは、その人の脳の障害や学習能力で統合されない場合があります。

※感性
感覚・知覚・感情・外界の刺激によって感じる力

子供の頃、道徳心を教育され、その道徳心に添って善悪を判断し、子供なりの社会生活を営んで経験を積みます。
でも同じ経験をした時、過去の経験を思い出し、そのまま同じ対応する人もいます。それで失敗しても訂正できないのです。これを経験が身につかないと言います。経験が身につかないと心の成長が止まってします。
これは、一度聞いたら訂正できない。思い込んだら何を言っても訂正できない。好き嫌いだけで判断してしまう。自分が全て正しい。など大人になっても様々な認知機能障害が出てきます。
そして発達障害(自閉症スペクトラム)と診断されなくても、これに類似する認知となります。

※認知機能
理解、判断、論理などの知的機能のこと。
精神医学的には知能に類似した意味
心理学では知覚を中心とした概念。(知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解などの要素を含んだ概念)

感覚・感性全てに係わってくるのが記憶です。
特に感性では記憶が重要になります。
人は一つの出来事を思い出そうとする時、脳は全力で情報を引き出そうとします。同じ経験や似たような経験を、間違えて引き出してしまう時もあります。
また経験した事がないのに、すでに経験したと錯覚してしまうのが、デジャヴです。これは脳の疾患ではありません。所謂勘違いと言うものです。

ただ、これを自分が経験した、現実の事だと思い込んでしまう人がいます。
これは主に自我障害で起こることです。
※自我障害は一言では説明できないので、あとで一つの記事にします

カウンセリングをする時、声に出す事が有効な場合は、記憶違いの時です。
頭の中で漠然と思っている事と、口に出して誰かに話をする時とは、全然違います。相手にわかるように筋道を立てて話さなければならないからです。
自分の口で言った事は、自身の耳で聞き取り、脳内でまとめ上げ再認識できるようになります。
人は自分で思ってることが、きちんと認識できてない漠然とした感覚でしか捉えられない事が多いので、口に出す事でアウトプットとインプットをイコールにさせる事が大切だからです。

そして、これは不変でなければなりません。
自分の記憶を一つの体験として、自分で認めて一貫性のある自分を構築しなければならないからです。そうしないと自分の良いところだけを認めて、自分の嫌な部分を認められないでいると、言っている事が支離滅裂になってしまい、自己矛盾が生じるからです。
思い出せなかった事を徐々に思い出して肉付けしていく場合では無い限り、口に出すたびに変わっていく場合は、作話若しくは虚言癖と言います。

そして思い出した記憶に、感性としての感情を付加して、その時何をどう感じたかが一連の記憶として呼び起こされると、再体験できるようになり記憶違いに気がついたり、自分の嫌な部分を認められるようになるわけです。
記憶の奥深くに閉じ込めている、感性の正体は本当の自分自身なのかもしれません。(前世療法で見つかった心の病に記載してあります)

※作話
途切れ途切れの記憶の間を埋めるために、話を作り上げる事であり主に高齢者や解離性障害の人によく見られます。
※虚言癖
他人を騙すことが楽しくて嘘をつく人は、反社会性人格障害などの人格障害がある。
病的に嘘をつくは、主に自我障害のある人で、本人にとっては事実だと思い込んでる場合もある。
両方とも自覚して嘘をついている場合は、初老になり記憶力が衰え始めた頃より、何が本当の記憶か自分自身で混乱し、認知症をきたしやすい。



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