勝つ経営者と勝ち続ける経営者【無敗はない】

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ビジネス・マーケティング
経営には単純な勝ち負けがある訳ではありません。しかし、利益を上げるというのは経営上では『勝ち』に該当します。一方で損失が出ればそれは『負け』と分類されるのは仕方ないでしょう。

会社を倒産させた私は、間違いなく経営では『負けた』ことになります。私が会社経営をしていたのは、約20年になりますが、その中で『勝ち』と『負け』繰り返しでした。『勝ち続けて』いたので、5倍以上の規模になりましたが、最終で大きな『負け』を味わってしまいました。

そんな私の経験から、一回だけ勝つのはそれほど難しいとは考えていません。しかし、経営は一発勝負ではなく、何年にも渡って存続が求められます。その中では『負け』ることはあっても、トータルで『勝ち』の回数を増やすことが大切なのです。

それは会社の成績表としての決算書に現れてきます。月次決算をやるのは、そこそこの企業でなければできませんが、年次決算は全ての会社が作ります。そこに数多くの『勝ち』と『負け』が存在し、年間を通しての勝敗が決まっています。

やはり肝心なのは、『勝つ』ことにこだわるのではなく『勝ち続ける』を念頭に置き、いかに『負け』を減らすかが大切です。

『勝つ』ことだけに執着してしまうと、失敗してはいけないという気持ちが強くなり、肝心の失敗から学ぶ姿勢が失われてしまいます。
これが『勝ち』こだわってしまう最大の欠点です。

現在はVUCA(変動制・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代と言われています。そのような時代の中で、『勝ち』にこだわるのではなく『勝ち続ける』を忘れずに、失敗を恐れず果敢に挑戦し、小さな失敗を『勝ち続ける』経営に生かすことが最も寛容でしょう。

経営とは一過性の物事ではなく、数十年数百年と継続するものです。現在は、経営環境が目まぐるしく変化する時代です。

経営とは決して『勝つ』ことが目的ではありません。失敗も負けも含めて『勝ち続ける』ことこそが最重要なのです。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。皆様の会社の発展に少しでも役立てば幸いです。
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