企業の価値を上げる経営者【無形資産に対する理解】

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ビジネス・マーケティング
今から20年以上前に、経済評論家の故堺屋太一氏は『知価革命』という概念に関して執筆しました。その先見の明は素晴らしいものだと改めて感じます。現在はモノ売りからコト売りの時代に変わりつつあると言いますが、まさに『知価社会』の時代を指している、と考えています。

ハードウェアからソフトウェアへ変化しているのに気が付いていない、何となくしか分からない経営者が多いのではないでしょうか?
ハードウェアはまさに手に取って分かるもの、実際に使う物などです。一方でソフトウェア感覚的なモノなのでわかりにくいのかも知れません。

インターネットの普及が進み、企業でも個人でも情報発信が簡単にできるようになりました。インターネットの発達していない時代では知名度を上げるために、高額な宣伝広告費を費やさなければいけませんでした。

それほどの高額な宣伝広告費を出せるのは、一握りの大企業だけだったでしょう。同様に無形財産に資金を投入できるのも、ごく少数の大企業でした。

私が所属していた大企業でさえコーポレート・アイデンティティを勧めるのに当時のお金で数十億の資金を使っていました。企業のロゴを変えるだけで、全従業員の名刺まで全て変更する必要が出てきたからです。

当然ですが、事業には確信的な価値があり、それが中心となってビジネスモデルが出来上がっています。その価値を無視して、上部だけのソフトウェアに頼るのは問題外です。

確信的な価値があり事業を行なっているのに、顧客に伝わらない最大の理由は、営業努力不足もさることながら、無形資産を構築してないというのも大きな理由だと感じています。情報という無形資産を理解していない経営者が大きのでしょう。

無形資産とは一言でいえば『ブランディング』です。確信的価値をブランディングしていかなければ、これだけ情報が溢れる社会では営業努力だけでは、報われません。今や非常に簡単に情報発信をすることができるので、下手な中小企業よりもブロガーやユーチューバーの方が売上が高いような状況です。

では『ブランディング』とは何をすれば良いんでしょう?
答えは難しくありません。
お客様目線にたって、
キャッチコピーなどの言葉
ホームページをはじめとするデザイン
企業をイメージするコーポーレートカラーやロゴ
発進する文章の内容
などを大切にすれば良いのです。

経営者の皆さん、スマホで色々な買い物をしていますよね。誤字脱字や間違えた文章が書かれているサイトで買い物をしますか?

自分が綺麗だとか便利だとか思わないサイトの企業に仕事を依頼しますか?

今こそ、確信的な価値を『ブランディング』して企業を社会に対して売り込んでいかなければいけない時代です。自社の情報発信が、自社の目指している方向と合っていますか?無形資産を築くのもDXの一部である、と私は強く確信しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。皆様が今一度、このような情報社会の中で何をすべきか参考になれば幸いです。

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