【体験怖い話】4人の闇の使者

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小説
 今日は私が体験した怖い話をしたいと思います。

 これは茨城と栃木の県境のお話です

 当時、私は彼と同棲中。で、夜よくドライブをしていました。
 この当時はよく不思議なものを見たのですが、その中で私が一番怖かったお話です

 茨城と栃木の県境の旧道を順調に走っていました。

 夏の夜中に田舎道をドライブ。

 片側1車線の田舎道で今は新道ができているようですが、田んぼや旧家の間を通るような道でした。

 運転席には彼で、私は助手席。楽しくドライブをしていました。
 (と言っても結構いろいろ見るんですけどね)

 とある場所を通った時、前方に黒い影が4つ見えました。
 私は子どもだと思って、彼がブレーキを踏むと思っていたのに全く踏まない。
 彼の方を見た時に、黒い子供がちょうど運転席の窓に見えました。
 フードを目深にかぶっていて、その中は何の感情もない虚無に見えて震えました
death-164761_640.jpg

 車の前に二人いて、子供を轢いてしまうと慌てて踏ん張って衝撃に備えました。




 あれ?




 衝撃がない。
 混乱している目の中に昔ながらの葬式提灯を二つぶら下げたそこだけ明るい旧家が見えたんです。

【体験怖い話】4人の闇の使者の正体考察

 今思えば、あの四人の子供は死神だったのではないかと思うわけです。

 4=死

 が連想されますし、そんな時間に子供が田舎道にいるはずもありません。
 お葬式が近くで行われていましたしね。
 死神と言えば骸骨で鎌を持っているイメージですが、色々な体験談で聞く死神は一定の姿を持っていないようです。

 1秒にも満たない一瞬の中で、フードの中を覗いてしまった時虚無を感じたのは

「魂を刈り取る者に魂や感情はいらない」
からだったのかもしれません。

 私が死神を見た時のお話でした。



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