アンリセット#7 迷いながらも踏み出した場所

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(前回のあらすじ)
秋山が班分けし、一莉は“使い方を妄想する班”に。「天井の取り外し可能。はしごで天井から入れる場所」と発表され、秘密基地のような可能性を感じた。

(本編)
「地域 空き家 若者」と何度も検索しては、自分には合わない、と思い込んでいた。
それでもここに来たのは、何かが変わる気がして。SNSの声や情報に振り回され、自分の感覚がどこか遠のいていく。
でもそれでも、一歩踏み出すしかなかった。空き家問題も若者の居場所も、どこか現実味がなかった。
自分の知らない場所と思い込んでいたかもしれない。だけど何度も検索し、悩み抜いて、最後に「とにかく入ってしまえ」という思いで、ここに来た自分に驚きもあった。
でも見つけたこのワークショップは、未経験だったけど輪に入れそうな、天井から入るみたいに興味が持てる方法だった。
それから「ぶっ壊していい」班の発表になった。次は「ぶっ壊していい班」の発表。代表の若い男が立つと、会場がざわついた。

「空き家、ぶち抜いてカラオケにします」

「壁、ほぼなくして、誰の声も遮らない。楽器もOK。声が出せる地域の拠点にしたい」一莉はそれを、“騒がしい夢”だと思った。「近所の人、うるさいって言うかもよ?」と誰かが笑うと、発表者は即答した。「言ってくる人も、1曲歌ってけって言う」
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