閻魔大王が生きている人間の寿命を途中で変える理由
閻魔大王が生きている人間の寿命を途中で変える理由は、人間の体に閻魔大王へ悪事を報告に行く虫がいるからだと言われています。
「今日は虫の居所が悪い」とか「そんな虫のいいことを考えたらダメだよ」という時の虫がその虫です。
その虫の名前は三尸(さんし)といい上尸、中尸、下尸という三匹の虫がいます。その虫は人間の目には見えないのですが、庚申の日(60日のうちの1日)の夜に、見張っている宿主の悪事を閻魔大王(天帝)に報告に行くと言われています。 昔から閻魔大王に悪事を報告されると、その人は寿命が縮むと恐れられていました。 そこで人は庚申の日の夜は眠らないようにして、三尸を閻魔大王の元に行かせないようにしようと考えました。
一人では眠ってしまうので、庚申の日の夜は大勢の人で集まって宴を開きました。これは「庚申待ち」と呼ばれ平安時代から江戸時代くらいまで続けられた風習でした。
日本にはいたるところに「庚申塔」というものがありますが、それはその名残です。「庚申塔」には「見ざる言わざる聞かざる」の三猿が彫られることが多かったのもそのような理由からです。
しかし、そもそも三尸という虫は、なぜ、閻魔大王に悪事を報告に行くのでしょうか。
三尸という虫は早く人間の体から出て自由になりたいのです。そのためには閻魔大王に悪事を報告して宿主の寿命を縮めることが必要なのです。
何ともひどい話ですが、そのような理由から庚申の日は唯一徹夜に意味のある日になります。
この伝説を信じるなら、庚申の日は昔を偲んで徹夜で過ごされるのもいいかもしれません。事実、「庚申待ち」は懇親会という形で今でも続けられてい
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