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【泣けなかったあなたへ】届くはずのない手紙——雪解けは、ある日突然やってきた。

前回、涙が出ないことは心が「ブレーカーを落とした」サインかもしれない、という話を書きました。今回は、そのブレーカーが再び入る瞬間——雪解けの話です。私自身の体験から、正直に書きます。父が死んだとき、私は泣かなかった。表向き、父を憎んでいました。借金家族というレッテルがあまりにも辛かったから。生前の私は、ひどい娘でした。本当に娘なの?というくらい、まるでいじめっ子がいじめをしているかのような。とにかく父の生き様が許せなかった。その怒りが、関係のすべてを覆っていたんだなと今では分かります。だから父が死んだとき、涙が出なかった。むしろ、ホッとしたと口にするくらい、恐ろしいことを吐いていました。周りからは冷たいと言われましたが、私には泣く理由が見つからなかった。いや、正確には、泣くことを、自分に許せなかったのかもしれません。これが前回書いた「解離的防衛」だったと、今なら思います。心があまりに複雑な感情を処理しきれなくて、ブレーカーを落とした。泣けなかったのは、冷たかったからじゃない。それほどまでに大きくて複雑な感情を、あの時の私は抱えていたということです。グリーフは、遅れてやってくることがある。不思議なことに、父が死んでから時間が経って、私の中にグリーフが来ました。亡くなった直後ではなく、ずっと後になってから。それは父が亡くなって七回忌を迎えるほど時間は経過していました。仕事を失って自分を見失ってしまった心の隙間に、芽を出したかのような父へのグリーフ。父の生き様ばかりを見ていた過去の自分と、亡くしてから違う視点で見た父とが、少しずつ重なり始めた。怒りの奥に、別の何かが見えてきた。グリー
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