コラム 40 当直
最近当直の業務が辛くなってきました。
医者になりたての頃は忙しい当直でも自分のやりたいことや選んだ科の勉強になるし、辛かったけど苦ではありませんでした。循環器内科特有の心筋梗塞患者様に対する緊急カテーテル検査も夜中に自身のアドレナリンが出まくって、患者さんの治療を行いとても自分にとっては有意義な時間でした。また、暇な当直バイトでも探せばいくらでもありましたし、待機して自分の好きな勉強や読書などをしていて収入を得られると言う点で若い自分には当直がずいぶん魅力的に映っていました。
近頃40代くらいになってきて当直よりも家族や友人と過ごす時間の方が有意義と感じられるような気がしてきてあまり当直が好きではなくなってきました。夜中の緊急カテーテル検査も山ほど今までに行ってきて、自分のスキルを発揮するのに特にアドレナリンは必要なく、淡々と行えるまでになったので年の功とはいえちょっと寂しい感じがしています。それに加えて、中堅どころは日中業務における責任が大きくなっており、難しい手技や困難な症例が回ってきます。そこに対する集中力を極限まで高めるためには当直業務などで寝不足になったり生活のリズムが乱れたりするのがちょっと嫌なのです。
「病院の売り上げ」に関しても同様だと考えています。中堅どころ以上の上級医は日中の売り上げを最大限に伸ばすことができます。難しい症例を短時間で終えたり、若手医師に技術を伝え、症例数を伸ばしたり、合併症の少ない安全安心の医療を展開することに注力するべきです。逆に若手医師はその体力を生かし、夜間などに多く訪れる循環器救急に尽力し自分のスキルを高めつつ、当直明けはしっ
0