賀正は失礼?
お正月ですから、今日は年賀状に書く決まり文句「賀正」の話をしたいと思います。皆さんも毎年、沢山貰うんでしょうね。私は、今年はゼロでした(例年、あっても1~2枚)。当然出す方もゼロ。数十年前からこんな感じです。人間関係がほとんどないもので。ところで、年賀状に書く決まり文句「賀正」は略した言葉なので、目上の人には失礼にあたるのだそうです。しかし、目上の人に失礼なら、目下の人にも失礼だと思うのですが。それとも目下の人間には失礼なことをしてもかまわないということなのでしょうか。大体、私はこの「目上」という言葉が、大嫌いです。私には年上の知り合いはいますが、目上の人なんかいません。当然、目下の人も。誰に対してもそのなりの敬意をもって対応するだけです。普通だと、いわゆる恩師なんかが目上ということになるのでしょうが、本当に尊敬できるような先生なんかそんなにいないでしょう。仕事では、自分よりも立場が上の人、たとえば上司なんかは目上の人とされるのでしょうが、本当を云えば、少なくとも職場を出れば、平等のはずです。このへんのところがはっきりと認識されていないから、パワハラが横行するのかも知れません。これからは、日本でもこんな目上や目下といった考え方は変えていったほうがいいと思います。美しい日本の習慣が失われると嘆く人がいるでしょうが。では。
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