今年のサンマ
今年のサンマは、ここ数年では大きくかつ脂がのっている様である。
更には、大漁という事もあってか値段も手ごろである。
そんなこともあって我が家の食卓に登場する機会も、例年より多い。
北海道で新サンマが出回るのは、お盆前後のことで北海道の東端=根室の漁港「花咲港」が、その前線基地である。
そんなこともあって、毎年北海道のローカルニュースでは花咲港に新サンマが水揚げされた時は、必ずと言ってよくニュースに登場する。
この季節の風物詩はその年のサンマの魚体の大きさや、ザックリとした販売価格をも、ある程度知ることが出来るのである。
今年のニュースでは魚体が大きく、近年にはまれな大量の水揚げが報じられていたから、今年のサンマには私も期待していたのであった。
早速週末のショッピングのついでに魚介コーナーを覗いたら、少なからぬ量のサンマが並んでいた。
それも近年見慣れていたペーパーナイフ大の、細身のサンマではなく脂の乗った丸々と太ったサンマであった。
更にサンマの口先は黄色であった。
サンマの黄色い口先は、脂の乗っている目印である。
丸々太った黄色い口先であるサンマを撰んで、迷うことなく私は5・6尾買い求めた。
そしてその日の夕食では、すりおろした大根と柑橘類と共に食卓に載り、秋の味を堪能する事が出来た。
久しぶりに”納得のいく秋刀魚”であった。
それから二週間ほど経った先日、私の棲む大樹町の漁港で今年の秋味=鮭の水揚げが始まった、とやはりローカルニュースが報じていた。
今週末のショッピングが楽しみである。
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