年金底上げとは?基礎年金の引き上げと厚生年金が財源に使われる理由
年金制度についてニュースや新聞で「年金底上げ」という言葉を目にする機会が増えています。
しかし、実際に「年金底上げ」とは何を意味するのか、なぜ今その必要性が叫ばれているのか、詳しく知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
また、厚生年金が財源として話題に上る理由についても疑問を持つ方もいると思います。
そこで今回は、年金底上げの基本的な仕組みや背景、そして厚生年金が財源として検討されている現状について解説します。【年金底上げとは何か】
年金底上げとは、主に基礎年金(国民年金)の給付水準を引き上げることを指します。
基礎年金は、老後の最低限の生活を支えるために全国民が受け取る年金ですが、少子高齢化の影響で今後その水準が大きく低下する見通しとなっています。
2024年の財政検証では、現実的な経済成長や労働力人口の推移を前提とした場合、基礎年金の所得代替率は下がると試算されています。
所得代替率とは、年金を受け取り始める時点(65歳)における年金額が、現役世代の手取り収入額(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合か示す指標です。【基礎年金と厚生年金の違い】
日本の公的年金制度は「2階建て」と呼ばれています。1階部分が基礎年金(国民年金)で、20歳以上60歳未満のすべての人が加入します。
2階部分が厚生年金で、会社員や公務員などが加入し、現役時代の賃金に応じて給付額が決まります。
基礎年金は全員一律の定額ですが、厚生年金は賃金に比例して受給額が増える仕組みです。
基礎年金は、所得が低い人でも一定の老後生活を保障する役割があり、所得の再分配機能も持っています。
高所得者は多くの税金
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