マインドフルネスと脱ネガティブ思考の関係とは?
先日「脱・ネガティブ思考の道」というタイトルで、ネガティブな思考に囚われすぎないための方法をご紹介しました。その内容について、「現在に集中すること(マインドフルネス)が、心の安定にどんなふうに影響するのか?」というご質問を受けましたので、こちらを更に突っ込んで考えてみたいと思います。1.心が不安定になるのはどんな時か?逆を考えてみましょう。「心が安定している時」は、どうなっているでしょうか。人には毎日やるべき業務、作業、役割があります。気が乗ろうが乗らなかろうがやらなきゃいけません。心が安定していれば、そうしたものに積極的に取り組むことが出来ます。やっているうちにもっと先の展望が開けたり、効率のいい方法を思いついたり、他の人を手伝う余裕まで生まれます。それは、やるべきことに集中出来ているからです。不安定な時とは、やるべきことに集中出来ない時です。目の前の人との会話に集中しなければいけないのに、昨日の夫婦喧嘩のことが気になって適当な返事しか出来ない不安が続いていて夜しっかり眠れないせいで、大事な試験の最中に眠くなってしまった車を運転している時に悩み事に囚われて、他の車とぶつかりそうになったやるべきこと・目の前の作業に集中出来ない理由があるときが、「心が不安定なとき」と言えるでしょう。2.不安定になっている時の心の状態目の前の作業に集中出来ない、ということは、集中を妨げるものがあるのです。何に妨げられているのでしょう。それは、自分の思考です。・もし~~になったらどうしよう(未来への不安)・あの時~~出来ていればよかったのに(過去への後悔)のように、目の前にないものに囚われ、支配され
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