人は誰でも子供だったはずなのに。
大人になると、親になると、
その頃の気持ちは忘れてしまうのか、
それとも子供の頃の自分と比較して優劣をつけるのか、
何で上から目線で価値観を押し付けるようになるんだろう。
大人が大嫌いだった子供の頃。
学校教育では周りと同じように、みんなと同じように勉強して、
同じように成長していれば安心され、正しいとされる。
少しでも周りと違う行動をすれば、右向け右で正される。
こうあるべき。
なのに、社会人になると、個人の意見を求められる。
隣の人の意見と同じこと言っても採用されない。
「君の意見は?」
「秀でたものを求めてる」
「周りの真似は必要ない」
「既出してるアイディアは無意味」
「差別化が大事」
いや、そんな教育受けてないけど。
周りと同じであれば親も先生も安心していたけど。
自分なりの何かなんて必要ないと言われて育ってきたけど。
社会に必要とされる人間としての教育とは?
何も腑に落ちない大人の発言。
それでいて「みんな違ってみんないい」とか。
キレイごと以外のなにものでもない。
じゃあ何で否定するの?
周りと違うと何で不安に思われるの?
私は自分の子には思う存分、個性を発揮してほしいと思って育ててます。
もちろん協調性は大事。
それは周りへの配慮だったり思いやりだったり。
個性とはまた別の話だと思っています。
周りと違う価値観だから間違っているとか、
自分は変わっているんだとか、
そんなこと思う必要なくて、むしろ素晴らしいもの。
自分なりに色々なことを感じて、決めて、行動する。
親として、自分の経験からアドバイスできることはたくさんする。
でもそれは押し付けてはいけなくて、
その上で、自分で考えて行動してほしい。
周りの目を気にして自分を押し殺すんじゃなくて、
堂々と、のびのびと生きてほしい。
あなたらしく、育ってほしい。
心の安定が、心の豊かさが、
毎日を充実させられる根源なのではと思っています。