どうすれば依存をやめられるか?

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●相談内容

「私は見た目が悪く、自分にやさしくしてくれる男性とすぐに関係を持ってしまいます。関係を持つたびに相手に依存してしまい、相手の言動に大きく感情が左右され、心がとても不安定です。どうしたらいいでしょうか。」

●私の回答

依存問題の本質的な原因は、「自己愛の欠如」です。

自己愛の欠如は、自己否定が原因となって発生します。

自己否定によって自己愛が欠如すると、自分で自分を愛せないため、
他者の愛を求めるようになってしまいます。

そのため、他者からちょっとでもやさしくされて愛をもらうと、
その愛なしでは生きていけないので依存してしまう、というわけです。

このような心理状態に陥っている人は、
「メンヘラ」と呼ばれていたりします。

では、どうすれば自己否定を取り除けるかというと、
「どのように自分を否定しているか」を知るために、
自分の心を観察することが第一歩になります。

例えば、見た目を理由に自己否定している場合、

「自分はブスで、異性に好かれることなどありえない」とか、
「私は見た目が悪いから、私には価値がない」と

思い込んでいるケースがあります。

このような自己否定的な思い込みを解除するには、
肯定的な言葉を繰り返す必要があります。

「私は私を受け入れる」
「私は私を肯定する」
「私は無条件に、私を大切にする」
「私は私のすばらしさを知っている」
「私には私なりの魅力がある」

このような言葉を繰り返すといいです。

例え周りにいるすべての人があなたを否定しても、
あなただけはあなたを肯定することができるのです。

あなたがあなたを肯定できていれば、
周りの人があなたを否定しても、
気にせずに流すことができるようになります。

「人の見た目をけなすような、心が病んでいる人がいるなぁ」

と、観察してスルーすることができるようになるのです。

そのため、相手に依存するのをやめるには、
自分で自分を愛する必要があるのです。

あなたを幸せにするものは、
相手があなたに与えてくれる愛ではなく、
あなたの中からあふれ出る愛なのです。

自分で自分を肯定し、尊重し、心に愛があふれていれば、
相手からの愛は必要なくなります。

これが「依存の終わり」です。

雑誌やテレビ、ネットなどのメディアは、
「このような人が美しく、このような人は美しくない」
というような思い込みを拡散しています。

そのため、このような思い込みに囚われている人が多いのですが、
単なる思い込みなので、気にする必要はありません。

自分を否定している条件を観察し、
その条件を根拠に自分を否定するのをやめましょう。

無条件に自分を肯定し、自分を尊重しましょう。

今までとは逆に、自分のすばらしさを
自分に対して話すようにしてください。

「私の笑顔はとても素敵ね」

と、自分に話しかけてあげてください。

その肯定的で受容的なあなたの言葉が、
まぎれもない「愛」であることを感じることができるでしょう。

愛をキーワードで表現すると、
理解・受容・肯定・情熱などと表現できます。

あなたの心が愛を放っているとき、
あなたの心が愛を表現しているとき、
あなたは幸せを感じられるのです。

恋人ができたら幸せ、
結婚できたら幸せ、
ほめられたら幸せ、

などの幸せは、自分の外側の条件からやってきます。

そのような外側の条件からやってくる幸せは「不安定」です。

恋人にフラれた
離婚した
他者からバカにされた

となれば、一転して「不幸」になりえるからです。

このような不安定な外部の条件にしがみつくことによって、
心が不安定になるのです。

自分が愛を表現することで感じられる幸せは、
外部の条件と何ら関係がないので安定しているのです。

これが「心の安定」です。

自分の心が愛を放ち、
自分を肯定することができていれば、

「愛をあげるから僕とセックスしてよ」

という麻薬の密売人のような異性に依存することはなくなります。

あなたの心から愛が溢れていれば、
相手から愛をもらう必要がなくなるからです。

一人でいても幸せなのですから、
相手はいてもいいし、いなくてもいいのです。

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