199.「腹八分目」が健康にいい説
・「腹八分目」が健康にいい説、本当なの? 真偽を内科医に聞いてみた
満腹になる一歩手前のことを指す「腹八分目」。
“腹八分(腹八分目)に医者いらず”という言葉があるように、おなかがいっぱいになるまで食べず、腹八分目にとどめておく食事の取り方は、昔から「健康にいい」といわれてきました。
しかし一方で、「本当なの?」「満腹は体によくないってこと?」といった声も聞かれます。
「腹八分目は健康にいい」説、本当なのでしょうか。内科医の市原由美江さんに聞きました。
「満腹」はデメリットが多い
Q.ずばり、「腹八分目は健康にいい」というのは事実といえますか。市原さん「事実です。マウスやサルの実験では、『腹八分目で寿命が延びる』という報告があります。
人間に当てはまるかどうかはまだ解明されていませんが、食事量をセーブすることで肥満の予防・改善、血糖値や中性脂肪、コレステロールなどの数値の改善が期待できます。
過度に摂取量を制限すると栄養バランスが崩れ、必要な栄養素も不足するため、体への悪影響が考えられますが、“腹八分目”であれば問題ない範囲といえるでしょう」
Q.一方で、「おなかいっぱい食べたい」と考える人も少なくありません。「満腹」まで食べることによる、体へのメリット/デメリットとは。
市原さん「メリットは、精神的に満足することくらいでしょうか。
デメリットとしては、カロリー過多による肥満や脂質異常症、2型糖尿病、塩分過多による高血圧などのリスクが上がる他、満腹によって逆流性食道炎を誘発しやすくなるといったことが考えられます。
逆流性食道炎は、食道と胃のつなぎ目の筋肉が緩んで、胃から食道へ
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