「私は楽しく仕事をしたいだけ」
仕事現場で働く人から、こんな言葉がよく聞かれます。
「私は、ただ楽しく仕事をしたいだけ」
「そのために職場の良くないところは言っていきたい」
「言ってもダメではいけない」
「言わなきゃ何もかわらない」
確かにそうです。間違っていません。こんな言葉はどの職場でも聞こえてきます。そしていつまでも絶えることのない意見です。
職場が楽しくない原因は何なのか?
「職場の雰囲気が悪い」
「言うことは分かるが、言い方が嫌だ」
「言いたいことが言えない雰囲気がある」
これも頷けます。
「だからみんなで話し合って・・・」となります。
そして話し合いの機会を作り、緊張のなか「こうして欲しい」「ああして欲しい」と意見を出し合います。歳も重ねた大人の集まりですから、「わかりました」「直します」と一定の理解は得られます。
でもその集まりが終われば、今度はあちこちで二人三人と仲のいい仲間内でひそひそ話が始まります。スッキリした状態はなかなか得られません。
「楽しく仕事をしたい」という考えを否定しません。でも、そのために他人を変えようとするのは無理があります。
楽しく仕事をするために、仕事のやり方を変えるのは可能です。それぞれの行動を変えるのは必要です。でもそれぞれの考えや気持ち、性格までに踏み込むのは無理があります。
ではどうしたいいのでしょう。
私は、「ただ仕事は楽しい」「楽しいな」と思うようにしています。その根拠はありません。そして、やるべき仕事を行動として淡々と行うのみです。
周囲の環境や他人を変えることで、「楽しさ」を求めても中々前に進むことはできません。そしていつの間にかストレスがたまり職場が嫌
0