これは、いつも私が意識しているタイトルです。
仕事には忙しい時間と暇な時間があります。
飲食店でいえば、お昼のピークとアイドルタイムですね。
働いている人を注意深く観察すると気づくことがあります。
ピークとアイドルタイムと仕事のスピードが違うことです。
この猫のように傍らから観察してみました。
例えば、忙しい時間は急がされるため、お皿を1分間に10枚洗います。
でも、急がされないアイドルタイムは5枚しか洗えません。
効率が悪い、忙しい時は仕事が雑になるなど問題はありますが
私は別の視点で着目しています。
「なぜ、ピークとアイドルタイムでスピードが違うのか?」
「なぜ、そこに疑問を持たないのか?」
「ゆったりと時間の許すときは丁寧に」という変な甘えが存在するような気がします。
仕事のスピードを変えない
これを意識したらどうでしょう。
まず10枚の皿を洗う時間を決めます。
そのためには、いかにして早く、丁寧にできるかの練習が必要です。
皿を種類別に整理する、両手を使うなどの工夫も必要です。
その上で「皿を10枚洗う」という作業の内容と時間を決めたらどうでしょうか。
もちろん、人によりその時間は多少違います。
それを無理にすべて同じという訳にはいきません。
でもその人の最高レベルの仕事の内容とスピードはわかります。
後は、そのスピードを維持することです。
ピークでもアイドルタイムでも同じスピードで作業することです。
暇なときは気が緩みます。そしてミスも発生します。
だから暇な時も同じスピードで同じ丁寧さが求められます。
ただし、ここでやっていけないことがあります。
スピードが上がり仕事の効率が上がると空いた時間にさらに別の作業を求めてしまうリーダーがいます。
これが続くと疲れます。
そんな時は、ちょっと一休み、コーヒーブレイクでもタバコ休憩でもいいと思います。ちょっと休んで、また同じスピードで仕事をこなしていく。
この方が効率的です。精神的にも疲れません。
忙しい時の「頑張った感」には、自分でも気づかない疲労感が隠れています。
そして、「できること」と「やること」は違います。
「まだまだ出来る」は注意信号です。
「必要以上に仕事をしない」という勇気も必要です。