「何でも一番になる」をやめたとき、仕事はもっと楽しくなる

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ビジネス・マーケティング
お店の業務は多様、種々雑多です。接客も分ければ、家族連れ、年配客、学生グループ・・・。テーブル片付け、オーダー取り、商品運びなど。

それぞれについて、それぞれの店がノウハウを持っています。マニュアルにまとめたり、店長、先輩メンバーが指導もしています。

でも人には、向き不向きがあります。接客の好きな人もいれば、不得意としている人もいます。そして、一口に接客と言っても、家族連れ、男性客、女性客、グループ客、年配客など色々です。業務で分ければ、オーダー取りや商品提供など違う切り口で接客を分けることができます。

そんな中、アルバイトでも、家族連れのお客さん、子供連れのお客さんに対してとてもいい印象を与える人がいます。

そういう時には、その人の言動を見ればいいのです。真似ればいいのです。近づけばいいのです。分からなければその人に聞けばいいのです。

ここでマニュアルのように文章や写真にまとめると、途端に色あせたものになります。


ですが、ここで困ったことが生じます。店長や先輩パートが負けじと自分のスキルと比較し始めることがあります。時には、後輩パートの否定要素を探すこともあります。

何でも一番になる必要はありません。
「待ち客の案内スキル」は○○さんがうまいと思ったら、自分も見習いながら、「待ち客の案内は○○さんを見習って」とうまく躱すことも必要です。その方が自分の負担も減らすことができます。全てが完璧、一番であることはありえません。

でも、今まで「○○さんがうまい、○○さんを見て、○○さんに聞いてみて」
なんて指導されたことはありません。だから、すべてが中途半端な仕事になってしまいます。


一生懸命な人ほど陥りやすいことかもしれません。プライドが高い人ほど陥りやすいのかもしれません。

「何でも一番になる」をやめたとき、仕事はもっと楽しくなります。
これは飲食店に限ったことではありません。どんな職場でもあり得ることです。

「どうやったら仕事がうまく行くか?」
こんな悩みを別の言葉で書き換えてみました。

「どうやったらっ仕事を楽しめるか?」

ひとつの簡単な、すぐできる解決策です。

「何でも自分が一番になろうと思わない」



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