世界は誰かの仕事でできている

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ビジネス・マーケティング
「この世界は誰がつくってるの」、と子どもが父親に聞いている。
父親「誰って?」

「この国を支えるひとを支えたい」
GEORGIA(ジョージア)の広告コピーです。
オリンピックを控え、40周年記念としてこんなCMコピーが流れていました。

私にもこんな経験があります。
ある日、高速道路のサービスエリアで半日を過ごす機会がありました。

早朝、サービスエリアにある飲食店に食材を運んでくるドライバーがいました。休憩に飲む缶コーヒーを補充にくる若い業者がいました。10時くらいには、飲食店の前日のゴミを回収する車がきます。笑顔の日系ブラジル人の大男です。次に来たのは忙しく走り回る宅配便です。

この国は多くのひとに支えられています。
私の生活もこの人たちに支えられています。当たり前と言えば当たり前です。


誰もが見栄えのいい仕事を目指します。人がうらやむようなカッコいい仕事がしたいと思います。この人たちもそうでしょう。もっと違う仕事を目指していたかもしれません。

でもこの人たちがいないと私たちは一日も生活ができません。
この国は多くのひとに支えられています。
そして世界は誰かの仕事で出来ています。
出会った仕事は仕合わせ(幸せ)です。出会った人も仕合わせ(縁)です。


そして、ブルーカラーは身体を使う仕事、ホワイトカラーは頭を使う仕事。簡単に分けれるものではないですが、よく使われる言葉です。

セミナー講師なんて商売は、「話をするだけ」なんてよく言われますが、一日人前に立って話をするのは、結構体力が要ります。

身体を使う仕事も、仕事をいかに効率化するか、など頭を使います。頭を使う仕事も、パソコンに集中すれば身体も疲れます、肩がこります。ブルーカラーは、ホワイトカラーを「ただ話しているだけで楽してる」と言い、ホワイトカラーは、「精神的に大変、身体の疲れは寝れば戻る」なんて言い返しています。

でも、ブルーもホワイトも同じです。結果を出すために頑張っています。

しかし、両方に共通する部分は他にもあります。それは、どちらも「心を扱う仕事」であることです。
言い換えれば、「仕事で扱うものは、現実の結果と心」です。

扱う「心」の持ち主は、お客様だったり、上司、同僚であったりします。
でも一番大切にしたい心は、「自分の心」です。

毎日色々なことで他人から注意されたり、評価されたり。その度に「イライラ」したり、「ドキドキ」したり。
間違った行動は、修正すればいい。同時に必要なのは、「その時の自分の感情に気づく練習」です。ただ「イライラしてるな」「ドキドキしてるな」と気づくだけ。自分自身の価値は変えない、感情を持つことに罪悪感を感じない。気づいた感情を無理に訂正したり、ポジティブ思考に変更しない。行動と自分の心を分けることです。

そうしないとどうなるか?
感情に支配された心が、行動にブレーキを掛けます。「イライラ」「ドキドキ」がどんどん大きくなり、勝手に暴走を始めて現実を歪めてしまいます。

身体を使う仕事、頭を使う仕事、これに、「自分の心を扱う」という新しい仕事(ワーク)をひとつ増やしてください。
「どうやったら仕事がうまくいくか?」に、「どうやったら仕事を楽しめるか?」を加えてください。

「楽しい」は前に進むためのエネルギーです。


(ちょっとの気づきで仕事が変わる)
「楽しい」は前に進むためのエネルギー 編


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