“元気なつもり”の親が、お金の場所を忘れてしまう問題
「まだ元気だから大丈夫」そう話す親に、「もしもの時のために、通帳や保険のことを少し教えてほしい」そう伝えるのって、意外と難しいものですよね。別に管理したいわけでも、取り上げたいわけでもない。ただ、“困った時に家族が慌てないように”、少しだけ知っておきたい。でも、その気持ちがなかなか伝わらないことがあります。たとえば、「保険の書類を一緒に整理しようか」と言っても、「自分で持っておくから大丈夫」と返される。けれど後になって、「どこに置いたかわからなくなった」と探すことが増える。通帳や大事なメモも、「預けるのはまだ早い」と言われるけれど、本人も管理しきれなくなっている様子が見える。そんな場面に、戸惑った経験がある人もいるかもしれません。これは、決して意地悪をしているわけではなくて、「まだ自分はちゃんとできる」「人の手を借りるほどではない」そう思っていたい気持ちなのだと思います。長年、自分で管理してきたものだからこそ、簡単には手放せない。任せることは、“老いを認めること”のように感じてしまう人もいます。でも現実には、少しずつ変化も起きています。前は覚えていた場所を忘れる。しまったつもりが、別のところに入っている。何度も同じものを探している。そんな小さな変化が、少しずつ増えていくことがあります。家族としては、「ちゃんとしておいてほしい」「せめて場所だけでも共有してほしい」そう思いますよね。でも、強く言いすぎると、親子関係がぎくしゃくしてしまうこともある。かといって、何もわからないままだと不安が残る。この距離感の難しさは、本当に悩ましいものだと思います。こういう時、正解はひとつではありませ
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