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中小企業経営のための情報発信ブログ486:本の紹介 「コア・コンピタンス経営 大競争時代を勝ち抜く戦略」

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、G・ハメル&C・K・プラハラード著「コア・コンピタンス経営 大競争時代を勝ち抜く戦略」(日本経済新聞社)を紹介します。原書は、「Competing for the Future」(未来のための競争)です。なお、「コア・コンピタンス経営 未来への競争戦略」として文庫化もされています。 この本が出版されたのは1995年で、日本企業が圧倒的に強さを発揮し、アメリカ企業は長い低迷期から脱しようやく成長に転じようとしていた時代です。この本には、ソニー、ホンダ、シャープ、東芝などの日本企業が成功例として紹介されていますが、現在これらの企業は低迷に苦しんでいます。一方、アメリカ企業は復活を遂げています。 競争が激化し、企業の持つ経営資源が相対的に希少化してくると、企業はその戦略として、投資の効果や効率を最大化しようとします。 経営資源を投下する際、競争市場のどこに、どのように自らの存立基盤を築くのかが「ドメイン(市場内生存領域)」の問題です。ドメインを策定するには、市場のニーズを反映し、競争上の差別優位性を発揮できる分野に特定化することです。そのために、①顧客のどのようなニーズに対応するのか(What)②ターゲットとなる顧客層は誰か(Who)③どのような独自技術やノウハウを用いてどのように提供するか(How)の3つが重要になります。そのHowの部分がコア・コンピタンスです。 コア・コンピタンスとは「自社の中核的な技術やノウハウ、自社の最大の強み」「顧客に対して他社にはまねできない自社ならではの価値を提供する、企業の中核的な能力」のこと
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競争戦略からみたコンセプトの重要性

コンセプトがなぜそれほど重要なのだろうか? 理由はそれが事業とその競争戦略すべての基本になるものだからだ。事業およびその戦略の設計図=DNA(遺伝子)であるといってもよいだろう。どういうことか? 以下、それを競争戦略ツールとの関わりの中で解き明かしてみたい。マーケティングにおける競争戦略のための分析ツールは世にあまたあるわけだが、それぞれどういう使い方をすればよいのだろうか。試しに次元という視点から整理してみた。0次元 コンセプト競争戦略を一言で簡潔に表現したものがコンセプト。すべての中心点であり、いわば0次元。1次元 AIDMA消費者の購買行動を注目、関心、欲求、記憶、行動という一連のプロセスに還元した線形分析ツール。2次元 SWOT分析強み、弱み、機会、脅威を要素とする二次元のマトリックスを作成、それをもとに競争戦略を考察するツール。3次元 ファイブフォース分析自社業界を中心に売り手と買い手、そして新規参入と代替品という構図で立体的に業界分析を行うツール。4次元 ポートフォリオ分析今、何を重視すべきか、何を捨てるべきか、将来、何をのばすべきかと時間軸のなかで経営資源の配分を考察するツール。いわば時間軸の中での生き残りをはかるための競争戦略ツールである。5次元 ミッション以上のツールでとりあえず生き残ることはできる。しかし、それがなぜ存在するのか? なぜ存続すべきなのか? という根本的な疑問に答えられない事業に存在する意味があるのだろうか? むしろ下手に長期的に存続するだけに、逆に負の遺産として社会に害毒を流し続けるだけの存在になるかもしれない。ということで、それはなぜ存在す
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