捨てられない自分を、責めていませんか
もう1年着ていない服を、手に取って、また元の場所に戻す。そんなことを、何度も繰り返していませんか。季節が変わるたびに、同じ服の前で同じことをしている。捨てられない自分を、だらしないと思っている方は多いです。片付けの本を買って、やる気を出して、途中で止まる。そしてまた、自分を責める。でも、捨てられないのは性格の問題ではありません。人には、得をすることより損を避けようとする心の働きがあります。そして自分が持っているものには、実際より高い価値を感じます。手放すことに強い抵抗が出るのは、この2つが同時に働くからです。意志の強さとは、関係がありません。仕組みとして、そうなっています。だから、意志を強く持とうとするほど、うまくいきません。だから「一気に片付ける」は、いちばん効きません。大きなものから手放そうとすると、抵抗もいちばん大きく出ます。一日がんばって、次の日には元に戻る。あの繰り返しです。順番を変えてみてください。手放しても、まったく困らないものから始めます。同じものが何枚もあるうちの、1枚。インクの出ないペン。何が入っているか思い出せない箱の中の、ひとつ。「捨てて後悔するかもしれない」という不安には、たいてい根拠がありません。小さく手放すたびに、後悔しなかったという事実が積み上がります。その積み重ねが、少しずつ不安を薄くしていきます。大きなものは、そのあとで大丈夫です。一日で部屋を変えなくていいのです。今日は、ひとつだけ。ひとつ手放せたら、それで十分です。それでも、手が止まる日はあります。本当は、モノの話ではないこともあります。もし、身近に話せる相手が見つからないときは、私でよけ
0