人間関係は「本当に信頼できる少数」で充分だった。どん底を乗り越えて知った、孤独を楽しむ豊かな暮らし
若い頃の私は、「友人は多ければ多いほど良い」と思っていました。週末になれば誰かと集まり、連絡先を交換し、賑やかな場所に顔を出す。交友関係の広さが自分の価値であるかのように感じていたし、大勢で過ごす時間が何よりも楽しいと信じて疑いませんでした。ですが、人生のどん底を経験したことで、私の人間関係はガラリと変わることになりました。過酷な3交代勤務で心身のバランスを崩し、統合失調症を発症したこと。焦りから失敗し、自己破産に至ったこと。すべてを失い、人生の暗闇の中に落ちたとき、かつて私の周りにいたたくさんの人たちは、波が引くように静かに去っていきました。そして最後に手元に残ったのは、**「本当に信頼できる、ごく少数の友人だけ」**でした。人間関係の「量」から「質」へ最初は、去っていった人たちに対して寂しさや落胆を感じなかったと言えば嘘になります。しかし、連絡先が整理され、人間関係がぎゅっとシンプルになった日常を送るうちに、私はある大きな変化に気づきました。「……あれ、今のほうがずっと生活が快適だ」大勢の人と付き合っていた頃の私は、無意識のうちに「他人の目」を気にし、相手に合わせた付き合いをし、気疲れを溜め込んでいました。SNSの通知に振り回され、誰かの顔色を伺う日々。でも、本当に信頼できる数人とだけ深く繋がるようになってから、人間関係によるストレスは綺麗になくなりました。見栄を張る必要も、自分を偽る必要もない。沈黙すら心地いいと思える関係性だけが残ったことで、私の心はこれまでにないほど穏やかで満たされたのです。結局、人生において人間関係は、「本当に信頼できる少数
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