「間違った努力」が混乱や損害を招いてしまう!?『無能な働き者』
■『無能な働き者』とは?『無能な働き者(incompetent hard worker)』とは、熱意を持って仕事に取り組むものの、判断力や効率が悪く、組織に混乱を招いたり悪影響を及ぼしてしまう人のことです。この『無能な働き者』を放置していると、組織や集団に大きな損害をもたらすリスクになってしまいますが、「努力や判断の方向性」が間違っているだけで、意欲的な人材であることがほとんど。適切に関わって軌道修正を図ることができれば、組織に貢献してくれる人材になる可能性を秘めています。 ◆提唱したのは?『無能な働き者』という概念は、ドイツの軍人で上級将校にまで上り詰めた ハンス・フォン・ゼークト 氏の、「ゼークトの組織論」という組織における人材の効率的な運用を示した理論が由来となっています。世間的には、ナポレオンが残したとされる「有能な敵よりも無能な味方の方が恐ろしい」という名言が知られていますが、真偽は定かではありません。とはいえ、ナポレオン・ゼークト両者とも、似たような思想を持っていたと考えられます。この「ゼークトの組織論」は都市伝説的な「軍事ジョーク」として広まっており、実際には本人が提唱したのか定かではないものの、以下のような名言が知られています。●「有能な怠け者は司令官にせよ。有能な働き者は参謀に向いている。無能な怠け者は将校か下級兵士が適している。無能な働き者は処刑するしかない」この名言は、「無能な働き者は組織にとって害悪である」、「無能な働き者には重要な役割を与えてはいけない」ということを示しています。■「無能な働き者」を示す『ゼークトの組織論』ハンス・フォン・ゼークト 氏は
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