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8050問題について考える

〜FPの現場から見る「お金と時間」の真実〜「ライフプランニング」と聞いて、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?「ある程度人生が上手くいっている人が、お金を整理してもっと豊かな生活を送るためのもの」と思われている方が多いかもしれません。しかし、私が相談現場で実感する実態は違います。ライフプランニングとは、人生に難しさを感じたときに、その巻き返しを図るためのもの。つらい人ほど人生を深く見つめ直し、再出発するためのルールなのです。ライフプランの組み立てには「お金」と「時間」のどちらか、あるいは両方が必要になります。お金がなくても時間があれば将来を立て直せる。時間がなくてもお金があれば計画的に資産を守っていける。では、「お金」も「時間」も厳しくなったとき、私たちはどうすればよいのでしょうか。今回は、あるお母様からのご相談の実話をお話しします。(※ご本人の承諾を得て掲載しています)「私が死んだあと、娘はどう生きていくのでしょうか」相談に来られたのは、80代のお母様でした。いわゆる「8050問題」――80代の高齢の親が、ひきこもり状態にある50代の子を養い、家庭全体が行き詰まってしまう社会問題です。お母様は切実な眼差しで、こう切り出されました。お母様「先生、私が死んだあと、娘はどうやって生きていくのでしょうか?」私「娘さんは何かお病気をお持ちなのですか?」お母様「病気ではありません。ただ、働いておらず、ずっと家にいます」私「お仕事をされていた時期はあったのですか?」お母様「学校を卒業して1年だけ勤めましたが、嫌になって辞めてしまって……それからはずっと働かずに家にいます」私「働
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