修繕工事の見積書が出てきた。「高い・安い」の前に確認してほしいこと
マンションの理事会や総会で、修繕工事の見積書を見る機会があります。例えば、「屋上防水工事 150万円」「給水ポンプ交換 200万円」「鉄部塗装工事 300万円」こんな金額を見せられると、どうしても最初に気になるのは、「これ、高くない?」ではないでしょうか。もちろん金額を確認することは大切です。ただ、マンションの修繕工事に携わっていると、見積書を見るときに金額より先に確認してほしいことがあります。それは、「そもそも、何をどこまでやる見積りなのか」ということです。同じ「修繕工事」という名前でも、工事の範囲や内容が違えば金額は当然変わります。今回は、修繕工事の見積書が出てきたときの基本的な見方について整理してみます。1.まず「何を直す工事なのか」を確認する最初に確認したいのは、工事の目的です。例えば「外壁補修工事」と書いてあっても、ひび割れだけを補修するのか。浮いている部分も補修するのか。タイルを張り替えるのか。補修後に塗装まで行うのか。これだけでも工事内容は大きく変わります。ですから、いきなり見積金額を見るのではなく、「今回、どこにどんな不具合があって、何を直そうとしているのか」をまず確認します。2.「どこまで工事するのか」を見る次に確認したいのが工事範囲です。同じ工事でも、建物全体を対象にするのか。一部分だけなのか。劣化している箇所だけなのか。予防的に周辺部分まで施工するのか。によって金額は変わります。例えば同じ「防水工事」という名称でも、施工する面積が違えば、当然見積金額も違います。工事名が同じ=同じ工事とは限りません。3.「一式」だけで分かったつもりにならない修繕工事の見積書
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