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あの時の彼は、もういないの?

同窓会以前、同窓会に参加したときのことです。ひとりの女性が、昔好きだった男性について、「〇〇くん、今日は来ないの?」「今どんな感じになってるか知ってる?」「誰か連絡取ってないの?」と、あちこちの男性に聞いて回っていました。もはや軽い聞き込みです。笑すると、ある男性がこう言いました。「今の彼には幻滅するから、会わない方がいいよ。綺麗な思い出のままにしときな」……意味深すぎる。笑「いったい何があったんだ、〇〇くん」と思いながらも、妙に納得してしまいました。記憶の中の彼は、歳を取らない昔好きだった人を思い出すとき、浮かんでくるのは「今の彼」ではありません。よく笑っていた顔。照れたときの表情。好きだった話し方や仕草。自分に優しくしてくれた瞬間。そんな「あの頃の彼」が、記憶の中に残っています。現実の彼は、さまざまな経験を重ね、考え方も生活も変わっているはずです。それでも、記憶の中の彼は、ずっとあの頃の輝いたままです。私たちは「彼そのもの」を好きだったの?人は誰かを、完全に客観的には見られません。彼にとってはただの癖でも、あなたには特別に見えた。恋は、相手だけで完成するものではありません。彼の存在と、それを見たあなたの心が重なって生まれるものです。だから、好きだった彼が「自分の作り上げた人」というわけではありません。彼は確かにそこにいて、あなたの心を動かした。ただ、あなたが知っていた彼が、彼のすべてだったわけではないのです。忘れられないのは、彼だけじゃないのかもしれない長い間会っていない人を、なかなか忘れられないことがあります。そんなとき恋しく思っているのは、今の彼ではなく、記憶の中の彼な
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