氷山の底に眠る、私への手紙
「生きることが幸せではない」そう感じる時、私たちの心は深く疲弊し、暗闇の中で立ち尽くしています。なぜこれほどまでに苦しいのか、その答えを探そうと頭で考えても、なかなか見つからないかもしれません。しかし、スイスの心理学者ユングが「無意識を意識化しなければ、それは運命として人生に現れ、あなたはそれを運命と呼ぶことになる」と言い残したように、この生きづらさは、あなたの心の奥底――つまり「無意識」の領域からの、大切なサインである可能性があります。私たちの心は、よく氷山に例えられます。自分で自覚できている「意識」の領域は、海面から突き出たほんの一角、全体のわずか数パーセントに過ぎません。海面の下に沈んだ広大な残りの部分には、過去の記憶や、抑圧してきた本当の感情、そしていつの間にか刷り込まれた他人の価値観といった「無意識」が眠っています。もし今、あなたが「なぜか分からないけれど生きづらい」と感じているなら、それは無意識の底にある「~せねばならない」という古いプログラムが、あなたの人生を自動操縦しているからかもしれません。この自動操縦に気づき、ブレーキをかけることこそが、無意識を意識化するということです。では、なぜ心は「幸せではない」という信号を送り続けるのでしょうか?一つの理由は「偽りの自己」を生きている可能性です。親や社会の期待に応えようと無理を重ねるうちに、自分自身の本当の欲求や本音を、無意識のうちに抑え込んでしまったのかもしれません。また、過去の傷つき体験から自分を守るための「防衛本能」が働いていることも考えられます。「これ以上傷つきたくない」と心が身構えるあまり、喜びや幸せを感じる
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