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「“その場では平気なのに、あとから傷つく”あなたへ。心理学が教える“遅れてくる気持ち”の受け止め方

そのときは何ともなかったはずなのに職場で少し嫌なことを言われた。その場では笑って受け流し、普通に会話を続けられた。ところが帰宅してから、「あれって結構ひどいことを言われたのでは」と気づくことがあります。急に腹が立ったり、悲しくなったり、言い返せなかった自分まで悔しくなったりする。そして、「どうしてその場で気づかなかったんだろう」と自分を責めてしまいます。けれど、感情は出来事と同時に、いつもはっきり分かるとは限りません。少し時間がたってから、自分が傷ついていたことに気づく人もいます。心は、その場を乗り切ることを優先することがある臨床心理学では、人は緊張する場面で、まずその状況に対応することを優先する場合があると考えます。仕事を止めない。相手を怒らせない。その場の空気を壊さない。そうしている間、自分の気持ちはいったん後ろへ回ります。安全な場所に戻り、緊張がゆるんだところで、ようやく「本当は嫌だった」「怖かった」と感じられることがあります。あとから感情が出てくるのは、鈍かったからではなく、その場を切り抜けるために心が働いていたのかもしれません。「その場で言えなかったから」で終わらせなくていいあとから傷ついたことに気づいても、「今さら仕方ない」と片づける必要はありません。まず、「私はあの言葉が嫌だったんだな」と自分の中で認めてみてください。言い返せなかったことと、嫌ではなかったことは別です。必要なら、あとから相手に伝えても構いません。「そのときはうまく言えなかったけれど、少し引っかかっている」と話す方法もあります。感情に気づくのが遅かったからといって、その気持ちの価値まで小さくなるわけ
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