第43話 兄弟姉妹との温度差がある時、どう整理するか?
親の介護準備や終活について、「そろそろ考えた方がいい」と思っているのは、自分だけ。兄は、「まだ元気なんだから大丈夫だろう」と言う。妹は、何かあった時に考えればいいんじゃない?」と関心が薄い。一方、自分は、最近親の歩き方が少し不安。物忘れも増えている気がする。病院のことも、お金のことも、何も分からない。このままで本当に大丈夫なのだろうか?そんな不安を感じている。兄弟姉妹がいる家庭では、このような「温度差」が生まれることがあります。同じ親の子どもなのに、なぜこんなに感じ方が違うのか。そう思うかもしれません。でも、温度差があること自体は不自然ではありません。親との距離。会う頻度。これまでの親子関係。仕事。家庭事情。性格。持っている情報。これらが違えば、親の老いに対する受け止め方も違って当然です。大切なのは、「全員を同じ危機感にそろえることではありません。」必要なのは、「事実を共有し、それぞれができる役割を決め、いざという時に家族が動ける状態をつくること」です。同じ親を見ていても、見えているものは違う兄弟姉妹の温度差が生まれる大きな理由の一つは、「親について持っている情報量が違うこと」です。近くに住んでいる長女は、毎週親と会っている。病院へも付き添っている。冷蔵庫の中が同じ物ばかりになっていることにも気づいている。最近、薬の飲み忘れが増えたことも知っている。一方、遠方に住む弟は、年に数回しか会わない。電話では親も元気そうに話す。帰省した時には、親も普段以上にしっかり振る舞う。すると弟から見ると、「まだまだ元気じゃないか...」となります。どちらが正しい、間違っているという話ではありませ
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