ケアする人だって優しくされていい
介護や看護の仕事は、毎日誰かを支える大切なお仕事です。だからこそ、ケアをする私たち自身にも、心がゆるむ時間や、安心できる場所が必要だと感じています。介護や看護の仕事では、オムツ交換や点滴、傷の処置など、直接的なケアはもちろん大切です。でも私は、それだけではないと思っています。利用者さんや患者さんが、ここは安心するな、落ち着くなと感じられる空気をつくることも、大切なケアのひとつだと感じています。そしてその空気は、働いている介護士さんや看護師さんが、思わず微笑んでしまうような空気であり、つらいことがあった時には一緒に悲しんでくれるような、あたたかい空気なのだと思います。やさしい声かけや表情、ほっとできる雰囲気は、目には見えなくても、相手の心を安心させる力があります。この人になら話せそう。ここにいると少し落ち着く。そんなふうに感じてもらえることも、ケアの大事な一部だと思っています。ただ、その空気は自然に生まれるものではないとも感じています。ケアをする介護士さんや看護師さん自身が、落ち着けない、笑えない、気持ちに余裕がない毎日を過ごしていたら、安心できる空気をつくるのはとても難しいです。人手が少ない中で、毎日無理をしながら動き続ける。しんどくても笑って、気を張って、まわりにも気を配り続ける。そんな毎日では、心がすり減ってしまいますよね。だから私は、まずは働いている介護士さんや看護師さんこそ、ほっとできることが大切だと思っています。やさしく話を聞いてもらえること。気持ちを安心してこぼせること。ひとりで抱えこまなくていいと思えること。そういう時間があるからこそ、また誰かにやさしくできるので
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