壊れたExcelは、どこまで使える状態へ戻せる?|修復前後を比べてみる
Excelの不具合で厄介なのは、ファイルが完全に開かない場合だけではありません。開ける。数字も入っている。けれど、一部の数式だけが消えている。日付の形式が混ざっている。同じデータが重複している。CSVを開くと列がずれる。こうした「使えそうで使えない状態」は、毎回どこを疑えばよいか分からず、確認作業を増やします。ここでは、架空の売上一覧を例に、修復前後で何が変わるのかを紹介します。実在するお客様の事例や成果数値ではありません。【Before|毎回、人が異常を探す表】・日付が「2026/8/1」「8月2日」「2026-08-03」で混在・商品コードが同じ行を二重に集計・合計列の途中だけ数式が消え、空欄になっている・数値に「円」が文字として入り、集計対象から外れる・修正した場所が記録されず、翌月も同じ確認を繰り返すこの状態では、集計の前に「どこが壊れているか」を探し、直したあとに元データと見比べる必要があります。作業手順が人の記憶に依存するため、担当者が変わると確認方法も変わります。【依頼後|壊れ方を分けて、直した根拠を残す】まず、列ずれ、重複、日付、数値、数式を別々に診断します。次に、正しい状態を確認できるものだけを修正し、判断材料が足りない箇所は勝手に埋めず「要確認」として分けます。納品時には、修正済みファイルだけでなく、場所・症状・対応・確認結果をまとめた変更履歴、未解決一覧、再発防止メモを付けます。【After|貼ったあと、確認すべき場所が分かる表】・日付と数値の形式が統一される・重複候補を除外または確認対象として分けられる・数式の抜けと参照先が整理される・異常が残る場所を一
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