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“相手にも事情があるよね”と自分の傷を引っ込めるあなたへ。心理学が教える“分かりすぎる心”の守り方

相手のことを考えるほど、自分の気持ちが消えていく嫌なことを言われた。約束を破られた。本当は傷ついたのに、「あの人も忙しかったんだろう」と考えてしまうことがあります。きっと悪気はなかった。あの人にも大変な事情がある。そう考えているうちに、自分が腹を立てたり悲しんだりすることのほうが間違っているように感じてくる。相手を理解する力は、人間関係にとって大切なものです。けれど、相手を理解することと、自分の傷つきをなかったことにすることは同じではありません。“分かろうとすること”が、自分を守る方法になることもある臨床心理学では、人は関係が壊れそうなとき、相手の事情を理解することで気持ちを収めようとすることがあります。相手を悪い人だと思いたくない。怒ったら関係が悪くなりそうで怖い。自分が我慢すれば丸く収まる。そう考えることで、人とのつながりを守ってきた人もいるでしょう。ただ、相手の立場ばかり考えていると、「自分はどう感じたのか」が後回しになります。理解することが得意な人ほど、自分の痛みに気づくのが遅くなることがあるのです。ふたつの気持ちは、同時にあっていい「あの人にも事情があった」と「私は傷ついた」は、どちらか一方を選ばなくても構いません。忙しくて余裕がなかったのかもしれない。でも、あの言い方は悲しかった。悪気はなかったのかもしれない。でも、私は嫌だった。このようにふたつを並べてみると、相手を責めすぎることなく、自分の感情も置き去りにせずに済みます。相手を理解できることは、自分の気持ちを我慢する義務ではありません。自分の気持ちにも、同じだけ耳を傾けてみるいつも相手の事情ばかり考えてしまうなら
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