第40話 施設選びで見落としやすい7つの比較ポイント
親の介護が進み、施設を考え始めると、多くの家族がまず見るのは、「自宅から近いか?」「月額はいくらか?」「部屋はきれいか?」「食事はおいしそうか?」といったところではないでしょうか?もちろん、どれも大切です。しかし、施設選びで本当に難しいのは、「入居した時に良さそうかではなく、親の状態が変わった後も安心して暮らせるか?」を見極めることです。入居時には歩けていた。自分で食事もできた。認知症もそれほど進んでいなかった。ところが数年後、歩けなくなった。排泄介助が必要になった。認知症が進んだ。インスリンや服薬管理が必要になった。入退院を繰り返すようになった。この時に、「この状態では対応できません。」と言われて初めて、施設によってできることが大きく違うと気づくことがあります。だから施設選びでは、「今の親に合っているかだけではなく、これからの親の介護状態にも対応できるか?」という視点が必要です。今回は、施設選びで家族が見落としやすい7つの比較ポイントを整理していきます。1.「24時間安心」ではなく、夜間に誰がいるのかを見る施設のパンフレットを見ると、「24時間安心」「24時間見守り」といった言葉を目にすることがあります。しかし、大切なのはその言葉だけではありません。確認したいのは、「夜間に実際にどのような体制になっているか?」です。夜間に介護職員は何人いるのか?看護職員は夜間もいるのか、それとも日中だけなのか?夜間に転倒した場合はどう対応するのか?発熱や呼吸状態の変化があった場合、誰が判断するのか?夜間の排泄介助はどのように行われているのか?一つの施設でも、昼間と夜間では職員体制が違います。
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