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救急搬送のあとに訪れる、誰にも見えない家族の時間

親が救急車で病院へ運ばれたあと、あの緊迫した時間が終わったように見えるかもしれません。でも実際には、家族にとっての“本当の時間”はここから始まります。処置室の前で待つ時間。医師の説明を聞く時間。入院が決まって、必要なものを揃える時間。そのすべてが静かで、長くて、気が遠くなるような時間です。救急の緊張が解けたあと、急に現実が押し寄せてきます。「どうしよう」「大丈夫だろうか」「私がしっかりしなきゃ」そんな思いが、心の中で渦を巻き続けます。今回は本人を支える家族に起こりえることを書きました。🌿突然“決める立場”になる家族の重さ医師からの説明を聞きながら、頭が追いつかないまま、時間も過ぎていきます。「これでいいのかな」 「もっと聞いたほうがいいのかな」そんな不安を抱えながら、家族は“決断”をしていきます。大切な人のことだからこそ、心が揺れるのは当然のことです。🌿入院が決まったあと、家族はひとりで戦っている入院の準備、必要なものの確認、他の家族や職場への連絡、帰宅してからの段取り。家族が担う役割は、とても大きくて、とても孤独です。病院の廊下で入院説明をしている時、「大丈夫でしょうか…」「検査の日は私も仕事を休んだ方がいいでしょうか…」 そんな声を私は何度も聞いてきました。もちろん、患者本人の心配が一番です。でも、医療者はあなたのことも心に留めています。家族が疲れすぎていないか。 負担が大きくなりすぎていないか。 それらを、静かに気にかけています。🌿家族の存在は、本人にとって“安心の灯り”になる救急搬送のあと、本人は不安でいっぱいです。 痛み、検査、慣れない環境。心細さは、言葉にできないほ
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