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「時間に余裕がある今だからこそ、心と現実の計画を練る」

以前の私は、毎日が時間との勝負でした。子育てをしながら仕事をして、家事をこなし、睡眠時間は五時間も取れない日が続いていました。それでも、少しだけできた時間を見つけてはパソコンに向かい、新しいことを学んでいました。インターネットが広がり、社会はどんどん変化していく時代。取り残されることが怖くて、必死に情報を追いかけていたのを覚えています。でも今振り返ると、本当に知りたかったのは情報ではありませんでした。「私は何を仕事にして生きていけばいいのだろう。」「どうしたら自立できるのだろう。」そんな答えを探していたのだと思います。若かったこともあり、興味を持ったことには積極的に挑戦しました。けれど、思うような結果が出なければ、すぐに次へ。習得する前に別のことへ目が向いてしまう。そんな繰り返しでした。あの頃の私は、挑戦することは得意でも、一つのことを育てる前に次へ進んでしまう「チャレンジャー」だったのかもしれません。そして今。子育てもひと段落し、以前ほど時間に追われることはありません。十分な睡眠も取れます。読みたい本もたくさんあります。時間だけを見れば、あの頃よりずっと恵まれています。それなのに、思うように本が読めないことがあります。「今日はこの時間に読もう」と決めても、気づけば別のことをしている。やろうと思っていたことに、なかなかたどり着けない。年齢のせいか、何度読んでも頭に入ってこないと感じる日もあります。もしかすると、時間があるからこそ、心のどこかで「まだ大丈夫」と思っているのかもしれません。まるで、夏休みが始まったばかりの小学生のように。「まだ時間はある。」そう思っているうちに、一日
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