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“まだ傷ついているのに『もういいよ』と言ってしまう”あなたへ。心理学が教える“許しを急ぐ心”の守り方

謝られると、反射的に許してしまう相手から「ごめん」と言われたとき、本当はまだ苦しいのに「もういいよ」と答えてしまうことがあります。これ以上気まずくしたくない。相手を責める人になりたくない。謝ってくれたのだから、いつまでも傷ついていてはいけない。そう考えて、その場を早く終わらせようとするのです。けれど、一人になると怒りや悲しさが戻ってきて、「許したはずなのに」と自分を責めてしまうことがあります。言葉で許すことと、心の傷が癒えることは、必ずしも同時ではありません。許しを急ぐのは、関係を守りたいから臨床心理学では、人は大切な関係が壊れそうになると、自分の気持ちを抑えてでも、つながりを保とうとすることがあると考えます。不機嫌にされたくない。面倒な人だと思われたくない。これ以上争うのが怖い。そのため、まだ納得していなくても、先に「大丈夫」と伝えてしまうのです。それは弱さというより、これまで人間関係を壊さないために身につけてきた方法なのかもしれません。ただ、自分の痛みを置き去りにしたまま関係だけを元に戻すと、心には無理が残ります。謝罪を受け取ることと、すぐ許すことは別相手が謝ったことを認めても、すぐに気持ちを整理できるとは限りません。「謝ってくれたことは分かった」「でも、まだ少し傷ついている」この二つは、同時にあってよいものです。許せない自分を冷たいと決めつける必要もありません。傷ついた心には、何が嫌だったのか、何を分かってほしかったのかを確かめる時間が必要です。早く忘れることより、自分の感情に追いつくことのほうが大切な場合があります。「まだ整理できていない」と伝えてもいいすぐに「もういい
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