『笑ったら可愛いって、初めて信じられた日』
私は、自分に自信がありませんでした。「可愛いね」そんな言葉を、子どもの頃に言われた記憶はありません。だから大人になって初めて言われた時、「この人、嘘つきだ」本気でそう思いました。今思えば、なんて失礼なことを思ったんだろうって少し申し訳なくなります。でも…子どもの頃にもらえなかった愛情って、大人になってからも心のどこかに残るものなのかもしれません。そんな私でも、いろんな人と出会う中で、少しずつ信じてみてもいいのかなと思える言葉が増えていきました。「笑ったら可愛いのに」「だから笑っていてほしい」「笑わないともったいないよ」最初は、どう受け取ればいいのかわかりませんでした。でも少しずつ、笑うって大事なんだな。そう思えるようになりました。今では、会ったことのない人とのメッセージのやり取りやお電話でも、「いつも笑ってるね」「笑い声も特徴があって可愛いね」そんな言葉をもらうと、「ありがとう」って素直に言えるようになりました。褒めても何も出ないけどな笑あっ…ひとつ思い出しました。初めてそんな言葉をくれたのは、高校の時の先生でした。その先生は、みんなが怖がる先生でした。面談は「鬼の面談」と呼ばれるくらい。男女関係なく泣かされる人もいて、順番が来るのが怖くて逃げ出した人がいるくらいでした。そんな先生との面談。「頑張ったな」えっ……?その一言で、張りつめていたものが少し緩みました。そして先生は言いました。「お前さー、笑ったらごっつう可愛いのに、なんで笑わへんねん」「もったいない。もっと笑えよ」嬉しかった。でも、その時の私は思いました。「先生、わかってないよ」「いじめられてるんだよ」「笑えるわけない
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