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私って恥ずかしい

電車の中で、体格の小さな、眼鏡をかけた男の子が乗ってきた。その子をぼんやりと眺めていたら、ふと、自分の昔の記憶がブワッと蘇ってきた。あれは中学生の頃だったか。制服を着ない土日の電車の中で、「私、なんだか周りの子と比べて格好がズレているんじゃないか……」と、急にいたたまれない気持ちになったことがある。その居心地の悪さが嫌で、中学生の頃はあまり友達とも遊ばなかった。しかも、たまにお出かけしたかと思ったら、ものすごい方向音痴だから、出口が沢山ある駅の待ち合わせ場所にたどり着けない。人に聞くこともできなくて、集合時間を大幅に遅れてしまった。本当は迷って迷って、ようやくその場所にたどり着いたのに、もうそこには誰もいなくて。悲しくて情けなくて、本当のことが言えず「体調を崩しちゃって」と嘘をついて謝ったこともある。そんなこともあって、ますます出不精になったかといって、ファッションを一生懸命勉強して自分を変えよう!とするタイプでもなかった。あの頃の自分は、一体何をしていたんだろう。生産性は確実にゼロな毎日を送っていたけれど、じゃあ「何もしない退屈」をのんびり楽しめるわけでもなかった。なんだかいつも、充実感がなくて、自分がポッカリと欠けていた気がする。…なんて、私が勝手に過去の傷に浸っていたら、目の前のその男の子は、席に座るなりさっさと携帯を取り出してゲームをし始めた。それを見て、なんだかその子が羨ましくなった。ふと周りを見渡せば、大体みんなスマホを片手に自分の世界に入り込んでいる。誰もが誰かを全然気にしていない。いや、よく考えたら、あの頃だってきっとみんな「自分の世界」の中で生きていたんだよね
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