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私は、人生で一番悔しい決断をした。 ~それでも、前へ進むしかなかった。~

私が、人生で、一番苦しかった決断。それは、「蔵良」を終わらせることでした。人生を懸けて育ててきた会社。たくさんの従業員や、たくさんのお客様に支えられ、少しずつ大きくしてきた会社。その「蔵良」が、この世からなくなりました。負債は、約1億6千万円。法人破産と、自己破産。会社がなくなる。それは、登記が消えることではありません。建物がなくなることでもありません。夢がなくなること。仲間との思い出の場所が、なくなること。人生の一部が、なくなることでした。私は、あの日のことを、今でも忘れることができません。でも、私が一番つらかったのは、会社を失うことではありませんでした。当時、娘は、中高一貫校の高等部でした。一番多感な年頃です。後になって、学校の先生が、娘を気に掛けてくださっていたことを知りました。きっと、学校では、いろいろなことを言われたでしょう。陰口も、あったかもしれません。父親として、本当に申し訳ない気持ちでした。もし、時間を戻せるなら。そう思ったことは、一度や二度ではありません。でも、私は、会社を続けることよりも、家族が生きていくことを選びました。当時の私は、これ以上、前へ進む方法が見つかりませんでした。だから、会社を終わらせる決断をしました。悔しかった。本当に悔しかった。でも、今振り返ると、あれは、私にとって、必要な決断だったと思っています。もし、あのまま意地だけで続けていたら、家族も、私自身も、壊れていたかもしれません。人生は、一度終わったように感じました。でも、終わっていませんでした。私は、もう一度、店を始めました。店の名前は、「くらよし」。そして、一度は手放した自宅も、買い戻
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